第1章 スタンダード次元篇
ペンデュラム召喚
第2話 フィールドに轟く咆哮 フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
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いたものだから、思わず、ストロング石島は驚愕の声をあげてしまう。
「おまえ、榊遊勝のせがれか!?」
ピエロ──遊矢は無言でお辞儀をする。
「それがチャンピオンに対する態度か!」
一見、ふざけたような態度にストロング石島は怒鳴る。
「これは失礼しました」
遊矢はピエロの仮面を取り、初めて口を開く。
「では、改めて、お願い致します。どうか、わたくしめとデュエルを!」
そう言い、遊矢はデュエルディスクを展開する。
「チャンピオンさまのお手並み拝見!」
「お手並みだぁ? この礼儀知らずのクソガキがぁ! プロの技でおまえを躾直してやる!」
対するストロング石島もディスクを展開するが、ペースは若干遊矢のほうに傾いていた。
「はっはっは! 序盤から盛り上げてくれるなぁ、遊矢!」
普通に登場するのではなく、以外な登場をする。観客を驚かせるエンターテイナーらしい登場に、龍牙は笑みを浮かべる。
『おぉっとぉ! いきなり意外な展開となりましたが、とにかく、役者は揃いました!』
遊矢とストロング石島はデッキからカードを5枚引き、準備万端となる。
『戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが、モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い! フィールド内を駆け巡る! 見よ! これぞデュエルの最強進化系! アクショォォォン──』
「「デュエル!」」
遊矢が生まれ変わるための第一歩であるデュエルがいま、始まった。
―○●○―
「いやー、昨日のデュエルはおもしろかったなぁ!」
街中を歩いていた龍牙は、先日行われたスペシャルマッチのことを思い出す。先日のデュエルは遊矢の勝利で終わった。
序盤は遊矢の魅せるデュエルで観客をわかせ、ストロング石島をあと一歩というところまで行ったが、そこはチャンピオン、すぐに挽回して、遊矢を絶体絶命のピンチまで追い詰めた。
だが──。
──揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け、光のアーク! ペンデュラム召喚! いでよ! 我が下僕のモンスターたち!
未知の召喚法、ペンデュラム召喚。手札から大量のモンスターを1度に召喚してみせた。
遊矢はそのペンデュラム召喚を行い、見事に逆転勝利を収めた。
「ペンデュラム召喚ねぇ。いいねいいねぇ。未知のデュエルに召喚法。これだから、デュエルはやめられねぇぜ」
龍牙が向かっているのは、遊矢が所属しているというデュエル塾、遊勝塾だ。
アクションデュエルとペンデュラム召喚。このふたつを間近で見るには、遊矢のもとに行くのが1番。
また、龍牙は遊矢自身のことも気に入っており、その遊矢がやるエンタメデュエルにも興味津々であった。
その胸をワクワクさせ、龍牙
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