暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARC―V 〜二色の眼と焔の武装〜
第1章 スタンダード次元篇
ペンデュラム召喚
第2話 フィールドに轟く咆哮 フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
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スターも俺たちの《ガーゼット》にとっちゃ、ザコだ。次のターンでぶっ潰してやるぜ!」
「フッ」

 龍牙は不敵な笑みを浮かべる。

「おまえたちに次のターンはねえよ。俺のフィールドにはレベル4のモンスターが2体。これがどういう意味を表しているか、わかるか?」
「はぁ、んなもん、知るかよ!」
「なら、見せてやるよ! 俺はレベル4の《AD(アーマー・ドラグナー)―ダブルソード・ドレイク》と《AD(アーマー・ドラグナー)―ストライクランス・ドレイク》でオーバーレイ!」

 龍牙の前方に光の渦が生まれ、《ダブルソード・ドレイク》と《ストライクランス・ドレイク》はオレンジ色の光り輝く球体へと変化する。

「2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」

 光の渦の中へ球体が飛び込み、渦から強大な光が発せられる。

「燃え盛る炎よ! ここに龍の灼熱の咆哮となれ! エクシーズ召喚! 来い! ランク4! 《|AD《アーマー・ドラグナー
》−フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン》!」

 |AD《アーマー・ドラグナー
》−フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
 ランク4
 ATK2500

 光から1体の翼を持った四足歩行のドラゴンが現れる。ところどころを機械仕掛けの装甲をまとい、2門の機械仕掛けの砲台を持っていた。

「エクシーズ召喚!?」
「これが!?」

 龍牙の行ったエクシーズ召喚に、観戦していた遊矢たちは再び驚愕の表情を作る。

「ハッ、何がエクシーズ召喚だ! 攻撃力は《ガーゼット》に全然届かねぇじゃねぇか!」
「それはどうかな。エクシーズ素材となった《ダブルソード・ドレイク》の効果発動! このカードをエクシーズ素材にしたエクシーズモンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!」

 |AD《アーマー・ドラグナー
》−フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
 ATK2500→3500

「それでも、3500。《ガーゼット》には及ばねえ!」
「フッ。《フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン》のORU(オーバーレイ・ユニット)をひとつ使い、効果を発動! 相手の攻撃表示モンスター1体の攻撃力の半分の数値をターン終了時までこのカードの攻撃力に加える!」
「なにっ!?」
「おまえの《ガーゼット》、攻撃力6000の半分、3000を《フレア・キャノン》の攻撃力に加える! バーニング・フォース!」

 |AD《アーマー・ドラグナー
》−フレア・キャノン・スカーレット・ドラグーン
 ATK3500→6500

「俺の《ガーゼット》の攻撃力を上まっただと!?」
「残るひとつのORU(オーバーレイ・ユニット)も使い、効果を発動! バーニング・フォース!」

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