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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 2
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せろ。砲撃のタイミングは古代に任せる」

「了解!!」

「島、このまま敵を背面に向かえたまま前方のアステロイド帯に突入するんだ。進路は任せる」

「了解、太田、周辺の航路図を回せ!!」

「今回します!!」

「コスモファルコン、発進します!!」

「編隊を組み終わった後、後方の一番遠方の敵艦へと向かえ」

時計を見れば発進可能報告が入るまでに二八〇秒、訓練を開始することを告げていたにも関わらず時間がかかりすぎだ。普通の航海中からの遭遇戦なら更に倍はかかると見たほうが良いな。航空隊を効果的に活用するには読みが必要になるか。

「敵艦、主砲射程内に入りました」

「測距終了、撃ち方始め」

主砲が発射され、レーダーから光点が消える。さて、誰か気づくか?

「敵艦撃沈しました」

誰も気づかないか。その後、駆逐艦が付かず離れずの速度でこちらを追って来ている状況が続き、それが終わったのが加藤からの通信だった。

『おい、どういうことだ。敵がいないぞ!?』

「加藤、そのまま帰還しろ。技師長、もういい」

真田君がスイッチを押すとレーダーから敵が消える。

「レーダー、反応が消えました」

「これは、一体?まさか」

全員がオレの方に顔を向ける。

「戦闘態勢解除。ヤマトは現在地で停止だ。その後、各セクションのリーダーは中央作戦室に集合せよ」

「副長、これはどういうことなんですか!!」

「戦術長、聞こえなかったか。戦闘態勢を解除。その後中央作戦室に集まれ。説明は全部そこでする」

ヤバイな。フソウの船員を引っ張ってきたかった。予想より練度が低いぞ。どうするかな〜。



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