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アカシックストーリーNEO
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為に使用するではないぞ?お前、いや我々の役目は世界に迫る新たな脅威を監視するのが目的である事を忘れるな?よいな」

「は、はい。解りました!」

Xの言葉にややうわずりながらも辛うじて返事をしたFは頭を下げ部屋を後にする。その後ろ姿が完全に扉の向こうへと消えたのを見計らうようにZが口を開いた

「しかし良かったのですかマスターX。デバイスを持たせるのは司書ではありますが私の育てた弟子のなかで弱い分類に入りますが…」

「Z、我等もかつてはFと同じであったではないか。私たちのようにFにもその時が来たのだ……」

「しかし、厄介な事が起きましたね……。よりによって混沌の時代にはまだ察知されなかった脅威ですか……?」


「ああ……。私やお前や他の司書達があの時代で英雄達と共に戦い抜いたあの時代にまさか我らに察知されず隠れていたとはな……。」

「分かりました。マスターXがそうおっしゃるのなら私は貴方の指示に従います。では私はコレから起こりうる事態に備え他の司書と協議をします。では失礼します」

コードZが光に包まれ消えていく最中、マザーの声が響く

ー全世界に光の秩序を!!ー

マスターXもマザーのあとに声を紡ぎマザールームを後にし自らの執務室へと歩きだした。椅子へ身をあづけるよう深く座り込んだ彼の唇が幽かに動いた

「何が全世界に光の秩序だ…所詮貴様がやっていることは圧倒的な戦力で異世界を自分の手中に収めることだろが!!」

その声からは怒りが滲み、拳が強く握りしめられていたことを誰も知らない…

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