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役目だ。20時ジャストに、地上本部にウォルカーヌスの一撃をド派手に撃ち込んでやれ」

「うん!」「はい!」

アルファではなくプライソンがベータとデルタにそう指示を出した。“ウォルカーヌス”。昔、第51管理世界ワイエルバキアにて起こった内戦に使用されたレールガンと同名だ。その製作者はプライソンであるため、地上本部に撃ち込むように言った“ウォルカーヌス”も、間違いなくレールガンであろう。

「イプシロン。あなたは、シームルグ、アンドラス、シャックス、マルファス、航空機戦隊を率いてレールガン・ウォルカーヌスより発射されたコンテナミサイル3種の護衛」

「イプシロンは任務を拝命しました」

青色のセミロングヘアで、額を大きく出した10歳ほどの少女・イプシロンが堅苦しい口調でそう応じた。“スキュラ”の共通衣服に、オプションとしてデフォルメされた猫と鼠のイラストが描かれた灰色のパーカーを着ている。

「ガンマ・・・は、もう言わずとも判っているだろうから省略」

この場に唯一集合していない次女ガンマにアルファは諦観して、彼女の担当する作戦の概要説明をスルー。次に「チーム・シコラクス」の概要説明となる。

「01クイント、02ノーヴェ、03ディエチ、04ウェンディ。あなた達4人は、中央区画随所に建造されている砲台アインヘリヤルの破壊を任せる」

大きめのモニターが宙に展開され、破壊ターゲットであるアインヘリヤルと呼ばれる砲台が表示された。回転砲塔式の三連装砲の砲台で、一個武装隊が直掩として周囲を固めている。

「馬鹿の一つ覚えの如く平和と正義を謳うレジアス・ゲイズが、生意気にも俺とは別口で依頼して造っていた兵器だ。純粋な魔力砲とは言え、その出力はかなり高い。下手に俺の作品に手を出されても面倒だからな。グレムリンと共に徹底的に叩け」

「「「はい」」」」「おう」「はいっス」

「05セッテ、06オットー、07ディード。空戦の出来るあなた達3人は、航空機戦隊と共にコンテナミサイルの護衛および航空武装隊の迎撃ね」

「了解」「「はい」」

「最後に、チーム・スキタリス。01メガーヌ、02ルーテシア、03リヴィア、04アギト。あなた達は機動六課の隊舎を襲撃。プリンツェッスィンとプフェルトナーの回収を最優先に」

「ええ」「「ん」」「あいよ」

「機動六課にはとんでもなく面倒な奴が居るが、リアンシェルトが内務調査官に指名しているから戦力にはならんだろう。最高評議会のクソジジイ共からも脅しを掛けられているから、ルシリオンもそう簡単にはルールを破るとも思えん」

プライソンもルシリオンについては一応の警戒はしているようだ。メガーヌが「万が一、その調査官がルールを破って戦力になったらどうするの?」そう訊ねると、プライソン
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