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合もあるよ♪」

ニコッと笑って見せた。そしてウェンディはノーヴェに捕まり、「いたたた!」ヘッドロックを受けた。ある程度ウェンディを懲らしめたノーヴェは次に「セッテ。お前、馬鹿力過ぎ」そう嘆息してセッテを見た。

「???」

「いやだからさ、あたしを吹っ飛ばしたのお前だろ? この中で一番の怪力はお前しか居ないんだからな」

ノーヴェの言うように、サイボーグ化手術を行われたメンバーで構成されたチーム・シコラクスの中で、セッテが一番の戦闘能力を有している。空戦ランクで言えばSランクに相当するほどだ。

「そうだった。すまない。許してくれると助かる」

小さくだが頭を下げて謝ったセッテに、「セッテもヘッドロックを食らうっスよ〜♪」頭を抱えた涙目のウェンディが言い放つ。しかしノーヴェは「ああ」セッテの謝罪を受け入れて彼女を許した。

「うえええ!? ちょっと待ってほしいっス! なんであたしは血も涙も無いヘッドロックで、セッテは謝罪1発だけで許されるっスか!?」

「いやだってさ。おまえはわざとだろ、どうせ。だがセッテは力加減を間違えただけ。そうだろ?」

「ああ、間違えただけ」

コクリと頷くセッテを見て、ノーヴェが「ほらな」ウェンディへと目を移した。ウェンディが「な〜んか納得いかないっス」膨れっ面になっていたところに・・・

「あら、クイントにみんな。そんなところで何をやっているの?」

女性の声が彼女たちの背後からした。クイント達は一斉に振り返る。そこに居たのは「メガーヌ」という名の女性と、「ルーテシア、リヴィア」という名の少女2人と、「アギト」という名の30cmほどの身長しかない少女1人だった。

「今から出発式でしょ。遅刻すると、スキュラの娘たちからまた顰蹙を貰っちゃうかも」

彼女たちの服装は、クイントを除くチーム・シコラクスのメンバー達のように統一されたバトルスーツではなく、それぞれ別の私服姿だ。メガーヌはネックラインがギャザード・ネックのTシャツ、ふくらはぎまでの長さがあるエプロンワンピース。ルーテシアは変わらずビスチェワンピースで、リヴィアは黒のノースリーブセーラー服、アギトはボーダー柄のTシャツの上にパーカー、ボンテージパンツ。ちなみにクイントの服装は、膝丈のタートルネックのワンピースにデニムジャケットだ。

「アイツら偉そうだよな〜実際」

「確かにこの前のあたし達は任務をミスったけどさ、随分前だけどアルファだって片腕片足を吹っ飛ばされるミスだって犯してんのにさ。結局お咎め無しってなんだよそれ」

「そうっスよね〜。まぁ、あたしらもお咎め無しだったから強くはツッコめないっスけど。ベータやデルタにイプシロンは仲良くしてくれるっスけど、アルファとガンマだけはあたしらのこと下に見てる
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