第24話 キラ
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ぬというのも怖ろしい気がします。現に、子供達は知らぬまま、出会ってしまった。」
キラ父
「因縁めいて考えるのは止めましょう。私達が動揺すれば、子供達にも伝わります。」
ウズミ
「ですかな。しかし、どうして彼は今日?」
キラ母
「今は…、会いたくないとしか…。」
光輝
「今は心の整理に時間が掛かっていますが、自分で答えを見つけるでしょう。
それまでは温かく見守って欲しいと思います。何しろ彼は私の一番弟子です。
私が必ずいい方向へ導きます。」
Sideout
Side キラ・ヤマト
アサギ
『わぁ…、凄い!』
キラ
「新しい量子サブルーチンを構築して、シナプス融合の代謝速度を40%向上させ、
一般的なナチュラルの神経接合に適合するよう、イオンポンプの分子構造を書き換えました。」
シモンズ
「よくそんなこと、こんな短時間で。すごいわね、ほんと。」
フラガ
「俺が乗っても、あれくらい動くってこと?」
シモンズ
「えー、そうですわ少佐。お試しになります?」
キラ
「ハァ…」
フラガ
「ん?…」
シモンズ
「アサギ、上がっていいわよ!」
アサギ
『はーい!』
キラ
「じゃぁ僕、ストライクの方へ行きますから。」
シモンズ
「はい、ではまた後ほど。」
フラガ
「なぁ、キラ!」
キラ
「なんですか?」
フラガ
「君こそ、その不機嫌面はなんですか?」
キラ
「…そんな顔してません。」
フラガ
「してますって。
家族との面会も、断ったっていうじゃないか。どうして…。…キラぁ?」
キラ
「今会ったって…。」
フラガ
「…」
マードック
「おーボウズ。スラスターの推力を18%上げたんで、モーメント制御のパラメーター見といてくれ!」
キラ
「はい。」
フラガ
「お前はお前だろうが。御両親…、会いたがってるぞ。…きっと。」
キラ
「こんなことばっかりやってます。…僕。モビルスーツで戦って、その開発やメンテナンス手伝って、出来るから。」
フラガ
「キラ…?」
マードック
「おーっと、アグニの遮蔽の方も、非物質バレルの量子スキャッタリング待ちで30分ってとこだ。
後でシェイクダウンするから、用意しとけよ。」
キラ
「はい。」
フラガ
「ハァ…。」
キラ
「今会うと、言っちゃいそうで嫌なんですよ。」
フラガ
「何を?」
キラ
「なんで僕を…、コーディネイターにしたのって…。」
フラガ
「ぁぁ…」
トリィ
「トリィ!」
キラ
「こら、トリィ!
トリィ!」
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