2章戦闘校舎のフェニックス
1話招かれざる客と宣戦布告
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「ただの人間風情がぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ライザーは叫びながら俺に巨大な炎の玉を放とうとする
だが
「その炎をお納め下さい」
いつの間にか俺とライザーの間にグレイフィアさんが立っていた
「し、しかし!グレイフィア殿!こいつは俺の下僕を傷つけたんですぞ!!」
「それはそちらが先にやったから、彼はお返ししただけではありませんか。ーーーそれにお嬢様の部活の部員を殺すことはお控え下さい、これ以上するなら、魔王サーゼクス様の女王として、あなたを粛清します」
グレイフィアさんの本気の殺気と魔力が部室に広がる
まるでそこから突風が発生したかのような感覚だ。俺はその感覚にゾクゾクとなった
こんなに強い人ならば、全力で戦える、と
だが、他のみんなはそうではないらしく、アーシアは恐怖に顔を青ざめガタガタと体を震わせていた
イッセーや、小猫ちゃん、祐斗も同じく顔を青ざめ恐怖に体を震わしていた
「・・・くっ!おい、そこの人間!お前もゲームに出ろ!!そこでお前を焼き殺してやる!!」
ライザーは名案とばかりに俺にそう言ってくる
まあ、普通なら断れば終わりなんだが、俺もこいつは個人的に叩きのめしたくなった
「いいぜ、やってやるよ」
「だ、ダメよ!アレンは関係ないわ!!巻き込まないで!!ライザー!!」
部長は途中で慌てたように口を挟んでくる
全く、どこまで優しいんだよ、この人は
「部長、俺はあなた達のことを仲間だと思っている。だからこそ、仲間の危機に駆けつけないなんてことは絶対しない。俺は護りたいものを護るためにこの拳を振るうだけだ」
そうだ、俺は仲間を護りたい。俺の覚悟のためにも、それに、せっかく相手からお誘いが来たんだ、こんな楽しそうなもの、断る理由がない!!
「・・・そうね、あなたはイッセーよりも諦めが悪かったわね。わかったわ、じゃあ、みんなでライザーを消しとばしましょう!!」
「ああ!!」
「では、ゲーメは10日後の深夜にて全ての決着をつけさせていただきます、両者それで構いませんね?」
グレイフィアさんの言葉に二人とも頷き、ライザーは魔法陣を展開してその中にさっき気絶した女の子を眷属に持たせ、他の眷属とともに入ると俺を睨みつけてくる
「そこの人間。10日後に貴様をフェニックスの炎で焼き殺してやる、いいな、逃げるなよ?」
「逃げるわけねぇだろ、そっちこそ、俺に殺されないよう気をつけろよ?」
ライザーはそのまま魔法陣から消える
・・・10日、それはグレモリー眷属の準備期間だ。
俺一人ならあんな奴らに負けることはない
だけど、これはリアス・グレモリーとその眷属の戦いだ。まだ未熟なこいつらへの準備期間だ。
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