2章戦闘校舎のフェニックス
1話招かれざる客と宣戦布告
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とは重々承知でした。ですので、もしこの場で話が終わらなかった場合のことを皆様方は予測し、最終手段を用意しました」
「最終手段?どういうこと、グレイフィア」
「お嬢様、ご自分の意志を通すのでしたら、ライザー様と『レーティングゲーム』にて決着をつけるのはいかがでしょうか?」
「ーーーッ!?」
『レーティングゲーム』という単語を聞いて俺は少なからず驚いてしまった
レーティングゲームというのは爵位持ちの上級悪魔が自分の下僕とともに戦うゲームだ
そして、さらに言えばレーティングゲームは成人した悪魔しかできない
非公式なら別だがな
「いいのか?俺は構わない。ただ、俺はすでに成熟しているし、公式のゲームも何度かやっている。今の所勝ち星の方が多い。それでもやるのか、リアス?」
「ええ、やるわ。ライザー、あなたを消し飛ばしてあげる!」
「いいだろう、そちらが勝てば好きにすればいい。俺が勝てばリアスは俺と即結婚してもらう」
「承知いたしました。お二人のご意思は私グレイフィアが確認させていただきました。ご両家の立会人として、私がこのゲームの指揮をとらせてもらいます。よろしいですね?」
「ええ」
「ああ」
グレイフィアさんの問いに両者は了承した
だけど、このゲーム、明らかにこちら側の不利だ
ライザーは公式戦でのゲーム経験があるが、それに対して部長は経験ゼロ、それだけでもかなり不利なのに、もう一つ問題がーーー
「おい、リアス、まさか、ここにいるメンツが君の下僕全員なのか?」
「ええ、そうだけど?」
「ははは!!これじゃ、話にならないんじゃないか?君の『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺の可愛い下僕に対抗できそうにないな」
ライザーはそう得意げに言うと、指をパチンと鳴らす
すると、部室の床にフェニックスの魔法陣が現れ、その中から炎に包まれ15の人影があった
「と、まあ俺の眷属は15名フルでいる・・・この人数相手にたった5人しかいないメンバーでどうやって戦うって言うんだ?」
俺は15の人影を見るが、その全てが美女や美少女ばかりだった
そう、これがもう一つの問題、公式戦を何度も経験しているライザーは眷属が15名フルでいる、しかし対するこちらは五人、経験、戦力共に不利な状況なのだ
そして、次の瞬間、隣にいたイッセーが号泣していた
「お、おい、リアス・・・。この下僕君、俺を見て大号泣しているんだが」
「その子の夢がハーレムなの、きっと、ライザーの下僕悪魔たちを感動したんだと思うわ」
本気で引いているライザーに部長は困ったようにそういう
「きもーい」
「ライザーさまー、この人、気持ちわるーい」
まあ、そういうの
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