2章戦闘校舎のフェニックス
1話招かれざる客と宣戦布告
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貴族とは思えないような印象だ
「愛しのリアス。会いに来たぜ」
そしてそいつは部長を捉えるとにやけながらそういう
「おい、あんた誰だよ?」
「おいおい、リアス、下僕の教育がなってないじゃないか?まさか、この俺を知らないとは・・・ちょっと待て、なぜここに人間がいる?」
「彼はこの部の部員よ、それにあなたのことはみんなに教える必要なんてないもの」
「へー、まあ、別に人間がいても構わないさ」
部長はそうキッパリと断言した
「お嬢様、こちらの男性は?」
「彼は暁亜蓮よ、前にも話したでしょ?」
「そうですか・・・彼が」
銀髪のメイドは俺を興味深そうに見る
すると、銀髪のメイドは俺たちの前に来ていた
「暁亜蓮様、兵藤一誠様」
「何ですか?」
「は、はい」
「私はグレイフィアと申します。それと、この方はライザー・フェニックス様。純潔の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。」
グレイフィアさんは「そして」と付け加える
「グレモリー家次期当主・・・つまり、リアスお嬢様の婚約者であらせられます」
・・・・・こ、婚約者!?
『ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!!』
あまりにも予想外なことに俺を含めたイッセー、祐斗、アーシア、小猫ちゃんが一斉に驚愕の表情を浮かべて絶叫した
ーーーーーーーー
「いやー、リアスの『女王』が入れてくれたお茶は美味しいものだな」
「痛み入りますわ」
朱乃さんはいつものニコニコ顔で答えるものの、「あらあら」や「うふふ」がなく形式張ったほほえみだった
そして部長の隣に座るライザーは軽々しく部長の方を抱いたり、綺麗な太ももや紅の髪を触っている
部長は不機嫌な表情で腕を組んでいる
無理もない、あんな変態じみたことされたら普通嫌がるに決まってる
『確かにそうですね、それにあれが貴族とは思えません、下品すぎます』
俺の中の相棒も嫌悪感丸出しだった
まあ、メルの言う通り、俺もあれは貴族とは思えねぇな
部長が美しい紅の薔薇なら、ライザーはそこらへんにあるような雑草
何度もなんども復活することしか能がない植物だな
「いい加減にしてちょうだい、ライザー、私は以前にも言ったはずよ!私はあなたと結婚なんてしないし、婿養子だって迎え入れるつもりよ」
部長はライザーの手を払いソファーから立ち上がりライザーを鋭く睨む、だが、当の本人は変わらずにやけた表情を浮かべている
「しかしな、リアス、君のお父様もサーゼクス様も心配なんだよ。それに先の戦争で純血悪魔である72柱の大半が消えた。戦争を脱したとはいえ今も、神
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