第23話 果てなき輪舞(ロンド)
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に匹敵する火力を有し、
戦車よりも強靱な装甲で生き延びることの出来る兵器でなければならない。
その主張は、大筋において正しかった。
ただ一点だけ、彼らが見誤っていたことがあった。
それは、モビルスーツが有効なのは、宇宙に限らないと言うことだ。」
光輝
「地球でのモビルスーツ運用には疑問がある。
せめてストライク並みの機動力か、イージスの様な変形機構を持っていないと、只の機動力に優れた戦車にしかならない。
あの重量は問題だ。宇宙空間なら自重を支えなくても良いが地上では2足歩行では不利だ。
2m、80kgの人間が10mの身長とするならば、体重は5倍の400kgではなく、5の二乗の20トンだ。」
シモンズ
「それはそうね。
ザフトはストライクを積んでヘリオポリスを脱出した、
地球軍の宇宙戦艦アークエンジュエルを執拗に追撃した。
その結果アークエンジェルは地球への降下に失敗し、ザフト勢力圏内への着陸を余儀なくされる。」
光輝
「蛇足だが、初めからザフト勢力圏内への降下の可能性があった。
第8艦隊のハルバートン提督を守る為だ。
ザフト勢力圏内へ降下した場合、アークエンジェルはザフト軍を陽動して、
ザフト軍の目を向けさせる。
ハルバートン提督はその隙に別便でアラスカに設計と運用データを届ける。
今頃、アラスカではOS開発に四苦八苦だろう。
ミスリルは地球軍に加担しない。」
シモンズ
「うふふ。
ザフトの追撃を逃れることには成功しているが、その理由の多くは、
ミスリルのバルキリーと、キラ・ヤマトとストライクの奮戦に依るもと思われる。」
光輝
「アークエンジェルは目立っていないが、クルー達は一線級だよ。
学習システムでトレーニングしていたらなぁ。」
シモンズ
「あら、地球軍に加担しないのでわ?」
光輝
「地球軍の上層部だよ。
今のアークエンジェルのクルー達は、素直に上の命令を聞かないよ。」
シモンズ
「そうなる様に仕向けたんででしょ。
アンドリュー・バルトフェルド。砂漠の虎と称されるザフト切っての名将である。
砂漠に虎が居るうのかどうかはさて置き、バルトフェルドが指揮する部隊は、
陸戦用モビルスーツ、バクゥを以て、アークエンジェルを攻撃した。
しかしこの危機をキラ・ヤマトは、ミスリルの作戦があったとは言え、
遂には、バルトフェルド自信が乗る新型モビルスーツ、ラゴゥまでをも、倒すことに成功する。」
光輝
「単なる砂漠なら問題ないが、あそこは廃坑だらけで、
ザフト軍は重しのモビルスーツまで用意してくれた。
プラントを焚きつけた甲斐がある。」
シモンズ
「えっ、何をしたの?」
光輝
「パトリック・ザラが隠蔽していた情報を、民衆と評議会で暴露
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