第23話 果てなき輪舞(ロンド)
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
新工場です。
L.A.Iのライセンスを受けた、モビルスーツやバルキリーの製造工場です。
階下はL.A.I社のブラックボックスを製造に必要な、
工場や潜水艦の地下ドッグになっています。
必要な資材は海底資源プラントから輸送潜水艦で搬送されています。
細かな説明は後にして、シモンズ主任の新しい部屋に行きましょう。」
シモンズ
「私の部屋まで…。あれ、部屋は装備品が揃っているけど、コンピュータやモニターがないわね。」
光輝
「学習システムで全て行えるから必要ないよ。説明するより使って見た方がいい。
机の上に置いてあるヘルメットを被って、バイザーを降ろして、
『学習システムロード』と言って見て。」
シモンズ
「学習システムロード。
…
…
凄いはね、これは。」
光輝
「学習システムは、リーディングとプロジェクションというESP能力を元に開発されている。
一方で、VR機能はでは五感の神経信号を読み取り、書き換えている。」
シモンズ
「学習システムでは、直接脳にイメージとして、VR機能はパラレル信号を送受信するのね。」
光輝
「流石だね。その為にVR機能は現実世界と同じ速度でしか学習出来ない。
AIを講師にしたら現在より効率的だな。
仮想現実で実体験に等しい学習ができるのだから。
それより学習システムで、会議じたで報告書を書こうか。」
シモンズ
「分かったわ。
レドニル・キサカ一佐の報告に依れば、地球連合のモビルスーツの威力は圧倒的の一語に尽きる。
しかしながら、そのポテンシャルを余すところなく引き出すためには、パイロットの能力に依存するところが大である。
GAT-X105ストライクを操縦するキラ・ヤマトの一連の戦闘記録は本件の論拠となっている。
オペレーションシステムの見直しが必要であることは、早くから指摘されていた。
基本的にコーディネイターの能力がナチュラルのそれを上回るのは避けがたい事実であり、
インターフェイスの性能が同じならば、彼らの方が機体のポテンシャルをより有効に引き出すことが出来るのは明々白々なことである。
ナチュラルがコーディネイターと同等の威力をモビルスーツに発揮させようとすれば、
それだけ優れたソフトウェアが必要となる。
しかし、緊急事態とはいえ、その作業をコーディネイターの手に委ねなければならなかったことは、皮肉と言うしかないだろう。
結局、地球軍は、コーディネイターと戦う為の兵器を開発するのに、
その敵であるはずのコーディネイターの力を借りなければならなかったわけだ。
初めて戦場にモビルスーツを送り出したプラントの技術者達は、
宇宙での戦いを制する兵器こそが戦局を支配すると信じていた。
それは、戦闘機よりも優れた機動性を発揮し、戦艦
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ