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SAO〜円卓の騎士達〜
第八十話 準決勝
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待てよ! ユウキ!」

キリトが僕の事を追いかけてくるのを横目で確認しつつ少しずつ歩く。

そしてもう手が届くという範囲に来たところで、

ユウキ「な〜んてね♪」
キリト「え?」
ユウキ「やあぁぁぁぁ!!」

OSS《マザーズ・ロザリオ》十一連撃

それでキリトのHPを削りきった。


「「「「「「「「き、汚ねーー!!!!」」」」」」」」


ユウキ「へっへーん! 勝てば良いのだ!」

〜side out〜

〜アーサー side〜

アーサー「オイオイ、ド汚い勝ち方だな。」

ユウキ、後で絶対にランに怒られるな。

・・・もしかしたら俺も怒られるんじゃねえか? コレは。

アーサー「ってそれどころじゃ無かった。」

次の相手はブラッド。
ガチで行っても勝てるかどうか分からない。

さて、行きますか。

コロシアムの中心部に立ち、向かい合う。

アーサー「今回は、最初から本気で行くか。」
ブラッド「良いだろう。」

俺は三本の剣を装備し、そしてブラッドは剣をしまう。

カウントが残り五秒になったところで『覇気』と『ゾーン』を解放する。

そしてカウントが0になると同時に、コロシアムの中心でまるで爆発が起こったかのような衝撃波が発生した。

さらにそこで次々と衝撃波が発生し、土煙が上がり、観客席からは中で何が起こっているのかは分からない。

分かるのはこの戦いが観客達のレベルを遥かに越えたものだということだけだ。

アーサー「おらあぁぁぁぁ!!」
ブラッド「はあぁぁぁぁぁ!!」

一際大きな衝撃波が起こり、土煙が晴れる。

見えたのは剣と拳をぶつけたまま止まっている二人だ。

そのまままったく動かない。
否、動けないのだ。

下手に動けばその隙にやられかねない。

自分に有利な展開を作りたければ根気勝ちをするか、相手が予想だにしない動きをする必要がある。

アーサー「・・・ルー・アルヴ・トール・、、、、」

だが、魔法だけなら口を動かせば出来る。

ブラッド「チッ!」

それを聞いたブラッドが後ろに跳ぶが、

ブラッド「ぐおっ!?」

間合いができ、蹴り上げる。

そのまま空中に上がったブラッドを今度は地面に蹴り落とす。

そして地面に叩き落としたブラッド目掛けて魔法を落とす。

雷属性最上位魔法が一つ《サンダー・ピラー》意味は雷の柱だ。

一ヶ所に雷を集中させ、大ダメージを与える魔法だが、範囲が小さいため対人戦で使う事はまず無い。

だが、今なら当たらなくても視覚と聴覚を一時的にだが奪うことができる。
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