4話 才能?
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あげてだんだんとけていく。
そうしてゴールドと薬草が魔物のいた所に現れる。
一体どんな仕組みになっているんだろう。
兄さんは頬に飛んだ血しぶきを指で拭き取り、鞘を納める。
拭き取った血は、だんだん溶けていった。
はっとして、僕の目の前にも親切に魔物が待っててくれてることを思い出す。
よし、ぼくもあんな風に…
リュカ「いやっ、無理っ!無理でしょ!!」
脚がガタガタ震える。
兄さんは少し遠くから
「脚に力いれて!腰を深く落として!勢いよく手を前に突き出すんだ!!お前ならできるっできるぞっ」
と、わけのわからないことを叫ぶ。
僕がつっこむ前に魔物は僕に襲い掛かってくる。
そして僕は無心に言われたまま腰を落として全神経を手に集中させて大きく前に突き出す。
リュカ「うああああああああああああどえりゃあああぁぁぁあああああああああああああああ??」
もうどうとでもなれ、
そう思い、目を強くつぶったのも束の間、
僕の手から大きな火の玉が飛び出す。
僕は思わずあほな気の抜けた声で
「え」
とつぶやく。
そのころには周りの草木ともども焼け焦げて、目の前にはゴールドが落ちていた。
リュゼ「す、…っすっげぇ?お前天才なんじゃないのか?!」
兄さんもかけつけて僕の頭をわしゃわしゃ乱暴に?きなでる。
リュカ「や、やめ……にいさ………」
視界がなぜだかぼやけて見える
魔力切れってやつか…
リュゼ「あ…」
ばつの悪そうな兄さんの顔と声が遠のいていく
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