原作開始?
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盾に止められた。
「……え?」
「もう、大丈夫ですよ。怪我はありませんか?」
美しかった。
凛とした中にある貴族のような雰囲気。
何よりも安心させるように向けられた微笑みが、ベルの身体を硬直させた。
そしてベルは思う。
お爺ちゃん。出会いはここにあったんだ…。
先程までの緊迫した危機を忘れ、そんなことを考えたベルは…
"ブシャァァッ!"
鮮血を浴びると言う天誅を受けた。
……助けてくれた女性と一緒に。
「あ…」
ミノタウロスを細切れにした、してしまった少女は、真っ赤になった女性をみて、短い声をあげた。
「…アイズ」
「は、はい……」
「次の修行の時は覚えておきなさい…」
もう、何がなんだか解らなくなったベルだった。
「何とかなったか」
その後、ミノタウロスを討伐し終えたロキファミリアの面々は、ファミリアのホームへと戻っていた。
勿論の事、俺も一緒にいる訳だが、安堵できるような状態ではなかった。
「ギルドへの説明は任せてくれ。
タケル、手伝ってくれてありがとう」
そう言ったのはフィンだった。
しかし、気を落としたタケルには、あまり効果のない言葉だった。
「ああ。俺も戻るよ」
消え入りそうな言葉を残し、俺もまたソーマファミリアのホームへと戻っていった。
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