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仮面ライダーAP
第二章 巨大怪人、鎮守府ニ侵攻ス
最終話 別れと幕開け
[後書き]

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※仮面ライダーアグレッサー
 シェードの改造人間であり、1971年に公害で亡くなった少年「割戸神汰郎」を素体にしている。
 等身大の飛蝗怪人である第1形態、全長20メートルの巨大飛蝗に変わる第2形態、そして全長50メートルの巨大怪人となる第3形態へと段階的に進化。その為の栄養源として人肉等に多分に含まれるタンパク質を摂取する。
 さらに第3形態の状態でエネルギーを充填させると、体内の「次元破断砲」を放射して次元に穴を開け、異世界に渡る能力を持つ。

 これを開発した城南大学元教授の「割戸神博志」は、公害で亡くなった息子・汰郎を生き返らせるため、その遺体をホルマリン漬けにして45年間保存していた。いつか科学技術が人間を蘇らせるほどに発達する時まで、息子の体を守るために。
 しかし2016年になっても科学はそれほどまでの技術には至らず、自身の老いから限界を感じた博志は、シェードの誘いに乗り息子を改造人間として蘇生させることを決意した。

 だが、結果としてアグレッサーとなった汰郎は暴走。公害による汚水で命を落とした生前の記憶から、「綺麗な水に溢れた世界」を求めて、人々を喰らい次元破断砲を放ち、異世界に逃走した。
 自我はほとんど失われ、改造人間として植え付けられた本能のままに行動するが、行動原理の一部には生前の人格や父への愛情も僅かに含まれている。

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