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仮面ライダーAP
第二章 巨大怪人、鎮守府ニ侵攻ス
第17話 核の手は借りない
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SHERRY!? COCKTAIL! LIQUEUR! A! P! SHERRY!? COCKTAIL! LIQUEUR! A! P!』
「変身ッ!」
『AP! DIGESTIF IN THE DREAM!!』

 その新たな相棒の乗り心地を感じつつ、サダトはワインボトルをベルトに装填し、素早くレバーを倒して変身に突入した。

 黒い外骨格に伝う、紅いエネルギーの奔流。その力の高まりを感じ、サダトは己を昂らせるようにアクセルを踏み込んで行く。

 激しい水飛沫を上げ、海面を爆走していく「アメノカガミノフネ」は、艦隊との合流を目指してエンジンをさらに唸らせるのだった。

「頼んだよ……仮面ライダー」

 もはや、自分に出来るのはここまで。後は、サダト達の奮闘に委ねるより他ない。
 夕張は指を絡め、懸命に祈りを捧げる。

 艦娘の。仮面ライダーの。
 勝利を……。

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