第21話 三人だけの戦争
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もしナチュラルとコーディネイターが結婚していたら、
こんな問題は起きなかっただろうね。
私の論文では、その原因と一時的な解決策を提示しているんだ。」
カガリ
「コウキは凄いね。
医者の資格まで持っていて、プラントの遺伝学者より凄いんだ。」
光輝
「今やプラントの有名人さ。
だから血眼になって、私の出生の秘密やミスリルの事を調べているんだ。
お蔭でプラントに遊び(侵入)にいっても気づいていないんだよ。
灯台下暗しだね。」
アスラン
「僕もまさかプラントで合うとは思ってませんでした。…ハァ。」
カガリ
「あははは…。」
光輝
「それより、キャンプの目的地に着いたよ。洞窟の中で雨宿りだ。
おっと、スコールが振り出したね。ギリギリセーフ。
それじゃあ、スコールの間にキャンプの準備をしよう。
雨は10分ぐらいで止むから、魚が活性化する夕まづめになる。
そしたらみんなで魚を釣ろう。今晩の夕食だよ。」
アスラン
「夕食なら携帯食があります。」
光輝
「ダメダメ、携帯食は非常の時に取って置かないと。
Nジャマーで無線は届き難いんだ。
輸送機のパイロットが正確な位置を報告していれば、明日の朝には助けが来る。
人間は思い込みして、口頭で伝えると聞いた方が勘違いする場合がある。
地球上には似た名前の地名が多いんだ。
経度や緯度も0.1度違っていたら、約10kmも違うんだ。
コーディネイターは頭がいい分、ナチュラルより間違い易い。
君は赤服だ。年上の一般兵に嫉妬され易い。
情報を改ざんして、困らせてやろうと思う事もある。
アークエンジェルの追撃戦でもイザークあたりが主張したんじゃないか?
彼の母親は評議員だから、プライドが高そうだ。」
アスラン
「あははは…。
まるで見ていたみたいですね。
情報源はミゲル達ですね。」
光輝
「当たりだ。
ヘリオポリスで捕虜解放を24時間にした訳さ。
捕虜を尋問しないで差し入れとかしたら、緊張も取れる。
地球軍の面会もさせなかったから、余計に緊張が緩む。
軍人は機密を話さないように徹底されているから、
機密に話題を振らないように気を付ければ、愚痴なんか直ぐに話すよ。
彼らは好待遇に驚いていたんじゃないか?」
アスラン
「僕にそんな話をしていいんですか?」
光輝
「構わないさ、この情報を聞けばザフト軍の情報部は忙しくなる。
一方で忙しくなれば、本来得ることが出来た情報が得れなくなる。
技術者もバルキリーの検証で忙しいだろう。
本来なら開発出来た技術が遅れるのさ。
最初からバルキリーの人型形態、バトロイドを見せなかったのも、
モビルアーマーに思わせて置けば、混乱に拍車をかけられる。
地球軍のモビルア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ