暁 〜小説投稿サイト〜
エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
第21話 三人だけの戦争
[1/10]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
Side マリュー・ラミアス

マリュー
「ロストしたのはどこなの?
無線は?」

ミリアリア
「駄目です!応答ありません。」

トノムラ
「レーダーも攪乱酷く、戦闘空域を離脱したところまでしか…。」

マリュー
「…」

ナタル
「MIAと認定されますか?」

サイ
「何です、それ?」

トノムラ
「ミッシング・イン・アクション、戦闘中行方不明…。
まぁ確認してないけど…、戦死でしょってことだな。」

サイ、ミリアリア
「え!?」

ミリアリア
「ミスリルからの中継が入ってます。
繋ぎますか?」

マリュー
「お願い。」

光輝
『今、こちらの座標を送った。』

マリュー
「無事なの?」

光輝
『無事だ、心配ない。
こちらの状況を説明する。
先ず敵母艦はミスリルで確保済みだ。
帰投直前に敵の輸送機を発見し威嚇(いかく)したところ、
モビルスーツをパージした。そのモビルスーツがイージスであった。
ミスリルの情報では計4機の輸送機がジブラルタル基地から飛び立っている。
コースと機数から推測すると略奪された4機がカーペンタリア基地に、
輸送されている途中と推察する。
アークエンジェルを狙っている可能性もある。
こちらはザフト兵に接触して目的を探る。
こちらの支援はミスリルに任せて、
アークエンジェルは中継地点でミスリルからの補給を受けられたし。
明朝には合流予定、こちらの安否は2時間おきにミスリル艦を経由して連絡を行う。』

マリュー
「分かったわ。カガリさんを頼むわよ。」

光輝
『了解。』

マリュー
「…ハァ。
聞いての通りよ。本艦は予定通りに中継地点に向かいます。」

ナタル
「コウキ殿の懸念は最もだと思います。
本艦がこのまま進めば、補給の後に敵と接触する可能性があります。
アークエンジェルでは敵の潜水艦に追いつかれます。」

マリュー
「私もその意見と同じ考えだけど、コウキさんの真意は別にあると思うの…。」

フラガ
「クルーゼ隊か、厄介だなぁ。
しかし、中継地点て洋上だろ。潜水艦からの補給か?」

マリュー
「問題はそこにあると思うの。
もし潜水艦からの補給ならオーブ領海の外とはいえ、
こんな近海を通らずにアラスカに直接向かうと思う。
可能性としてはミスリルの補給基地がオーブにあるか、
戦闘時にオーブに逃げ込む込むか?
どちらにしても、私達が考えることは敵も予想しているわ。
コウキさんの作戦は今まで敵の裏を巧みに突いている。」

フラガ
「あいつの考えは俺達には読めない。
普通の心理学者でもきっと読めないと思うぞ。」

ナタル
「コウキ殿は無駄な事はしません。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ