暁 〜小説投稿サイト〜
HUNTER×HUNTER 六つの食作法
クラピカヤンデレ IF
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ったのが嬉しいのだと。

「さあ……シャネル、私を……女となった私を……抱いてくれ」

鎖を消した、女ならば自分を拒む理由が無いと思ったのだろう。ゆっくりと服を脱いでいくクラピカ、娼婦のようにも見えるその行為。シャツ一枚になった時膨らんでいる胸部を見た時、シャネルは言い表せ無い感情の襲われる、その感情に駆られ彼女とを突き飛ばそうとした時に見た。クラピカの瞳の奥にある一欠片ほど理性の光を。狂気に塗れてはいるが理性的判断を出来ている、ならまだ落ち着かせる事は出来る。

「如何したんだ……?さあ、私を……滅茶苦茶に犯してくれ……」

耳そばでそっと囁かれる言葉は淫靡な響きでこちらの心を揺さ振ってくる。劣情が沸き立たせてそれに実を委ねさせたいと強く思ってしまうほどに……だが一度でもしっかりと心を持ち直した自分は揺るがない、意識さえ保てればもう大丈夫だ。だが問題はどうやって落ち着かせるか、ここまでなっているクラピカを落ち着かせる手……

「勘弁してくれよ?」
「何をdむぅ!!?(シャ、シャネルゥ!?)」
「むちゅぅちゅ、…っ、んっ…」

迫ってくる彼女を身体を抱き寄せつつ掌を合わせてそのまま唇を奪い返した。先程の激しいキスに比べれば唯唇を合わせているだけの優しいキス、だが相手からそれをされているという事実が激しくクラピカの中にある心と理性を揺さ振った。

「(えっええええっわ私は今キスされているのか!?シャ、シャネルにキスをされるのかぁ!?だ、だがどうして!?何故こうなっているんだぁ!?)むぅうぅう!!んんんんっ!!!」
「チュ……」

唇を離すと顔を真っ赤にさせながらワナワナと震えているクラピカの顔があった、瞳の色も何時も色へと戻っている。自分からキスをしてクラピカの中にあるだろう僅かな理性を揺り起こすという賭けはどうやら正解だったようだ。

「ななななななっなぁぁっっ………!!!??」
「落ち着いたか?」
「おおおおおお落ち着いたかだなんて落ち着ける訳が……!!」

真っ赤に、顔から火でも出そうな勢いで赤くなっている顔、落ち着いているかと問われれば当然その逆だろう。確かに自分から彼を襲っていたが逆に、キスをされた事でハッキリとした理性と言う意味では落ち着いている。それに気づくとクラピカは段々と顔色を悪くするように俯いて行く。

「……して」
「?」
「離、してくれ……!!」

今自分は抱き締められている、そんな状況から逃げ出したかった。自分は師匠で敬愛し尊敬する存在を性的に襲った、そして無理矢理彼の唇を奪い鎖で縛り、純潔まで奪おうとした。決して許される訳が無い、許して良い筈の行為ではない。だからせめて今目の前でこちらを見ているシャネルから少しでも遠ざかりたかった。だが幾ら身体を動かして彼は自分の身体を全
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ