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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十話 アスカの興味と必殺技
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派遣任務から戻ってきてから、アスカは何かとフォワードメンバーから魔法の事を教わっていた。
その様子にヴィータは何を思うか。
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。
ヴィータside
最近のアスカは何か変だ。
訓練の時はそうでも無いんだが、そのちょっとの休憩の時とかに誰かを捕まえて魔法の事を色々聞き回っている。
「なるほど、ソニックムーブは腰で舵をとって、頭でバランスを取るのか」
「はい、足で走るのは最初で、その後は腰に添える感じです」
こんな感じでエリオに聞いていたと思ったら、
「アルケミックチェーンってどうやるの?」
「えーと、まずは召還用の魔法陣の術式形成を覚えて……」
キャロの召還魔法の事を聞いてるし、
「幻術を教えてくれ?」
「ああ、基本から頼むよ」
「別にいいけど……」
ティアナからは幻術を教わろうとしてる。さらに、
「これ重いな!」
「右手に装着して、魔力を集めると言うより、思いっきり流し込むって感じだよ」
スバルのリボルバーナックルを借りて装着してみたりしている。
まったく、何を考えてるんだか。
そんなにいっぺんに覚えられる筈ないし、なにより、なのはの教導から外れている。
少し注意した方がいいと思ったんだが、とりあえずなのはに相談してからにするか。
そんな訳で、アタシは隊長室にいるなのはに話しかけた。
「なあ、なのは。最近のアスカ、少しばかり落ち着きがないんじゃねぇか?」
アタシが言うと、なのはもそう思っていたのか、ちょっと考えるような仕草をした。
「うーん。訓練ではそんな事はないんだけど、確かにね」
何で今になってアスカがみんなの技に興味を持ち出したのかは分からないけど、色々聞き回っているのは、なのはの耳にも届いていたようだ。
「アスカ君は技の種類を覚えるより、一つの技を磨くタイプだと思ったんだけどな」
なのはの言う通り、アスカの特化した防御力はまさに磨き上げた結晶と言ってもいい。
アタシでも、ヤツのバリアを破るのは少しばかり
力
(
りき
)
を入れないとキツイ。
まあ、防御に目がいきすぎて、攻撃が疎かになっちまってるけどな。
だから攻撃力を上げたいって考えているなら、今ヤツがやってる事は逆効果だ。
二兎追うものは一兎をも得ずと言う言葉もある。
自己流で攻撃力を上げようとしていて、気づいたら防御力が落ちているって事に成りかねない。
「あんまり過ぎるようなら、注意しないとね」
なのはがそう言った時だ。
「失礼します!高町隊長、少々よろしいでしょうか!」
ドデカい声でアスカ
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