プロローグT
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れる、いわゆる超能力的な能力を秘めた人類がこの世界に生まれてから、既に一世紀近くが経過した今日。この湯堂院学園は、日本全国のこうした異能者《ネイチャー》たちを積極的に受け入れている国内唯一の学園だ。
世間から、近所から、果てには家族にまで疎まれる――そんな過酷な幼少期を過ごしてきた彼女たちにとって、ここでの学園生活はある種の慰撫となりうるのだろうか。
やはりそれは、彼女たちにしか分からないことだろう。
健常者が、彼女たちの幻想魔法《ファンタジストラ》が健常者に不可視であるように。
彼女たちに「視える」、幻想獣《ロアビースト》が健常者に不可視であるように。
幻想に生きる者たちのことは、現実を生きる者たちに知りえる所以はない。
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