設定目録
【登場人物紹介:フェリックス=アーロン=テナルディエ】
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かけとなり、これがアルサス撤退への口火となる。その際テナルディエは『ヴォルンはいい侍女を持ったな』といい、ティグルに対して若干の羨望を抱いていた)
ザイアンだけが苛烈対象外でありながら、己の立場と息子の苦悩を天秤にかけていたことは、少なからず怨悔の念を抱いていた。息子を一人前に育てる事が出来なかったのは、私の不徳と、一人の父親としての素顔を覗かせていた。
不屈と百獣の王、獅子王に憧れを抱いており、彼のフルセットの髭はこれになぞられて生やされている。
かつてガヌロンと対峙した時、彼の正体を魔物と知って「このような私はやはり魔物なのか」という問いに対し、「正常だ」と即答した。これは、テナルディエの行動理念である「人と人以外を区別するものは心」と謳っており、「今の貴様を見ても、私を嫌悪する心がある以上、まぎれもない『マクシミリアン=ベンヌッサ=ガヌロン』だ。例え人間であろうとも、暴力にさげすまれ、心を弱くした人間は人間ではない」と告げている。ガヌロンとは相容れぬ理念と信念を持ちながらも、妙に気が合い、やがて『弱肉強食』という正義を共有することとなった。(凱も「人と人以外を区別するものは心」というが、テナルディエの場合、同じ言葉でも違う価値観と正義を持っていたことになる)
凱とガヌロンの関係はどこか気付いたそぶりがあるようで、両者を『弱者を喰らうガヌロンの行為は自然純太』であるが、『弱者の糧となる凱の行動は自然破壊』と評価している。
※作中の動向(ブリューヌ内乱編)
バーバ・ヤガーの神殿で凱とシーグフリードの死闘を仲裁したヴィクトールから、「テナルディエはメレヴィルの戦いで生きていた」と語られ、初めて彼の素性を知ることとなる。
燃える水を確保するべく逗留していたセレスタの町で初めて凱やシーグフリードと邂逅するが、命を刈らない、牙の抜け落ちた凱の実力に興醒めし、ノアに現場を任せ、自身はネメタクムへ帰領する。
東の大陸から流れ着いたノアやホレーショーをはじめとした、修羅さながらに生き抜いた猛者を次々と配下にしていき、テナルディエ特殊作戦部隊「七戦騎」を構成する。
中核をなすティグル、エレン、ミラ、を捕縛し、銀の流星軍壊滅後は、王政府に対して叛逆決起を起こし、近隣諸侯の領地を次々と掌握していく。
ブリューヌ掌握に目途をつけて、ルテティア炎上を隠れ蓑にして、アルテシウム領のディエップ港街に向かい、長年の月日をかけて秘密裏に建造した黒獅子帝でレグニーツァ・ルヴーシュへの直接侵攻を画策。(アルサスを抑えていたのは、ジスタートへの二方面作戦の為)しかし、ソフィーからの事前情報でこれを察知した凱達に阻止され、黒獅子帝撃沈とルテティア大火阻止という痛手を受けることとなる。これにより、テナルディエは凱達の完全排除を決意し、自身の主要都市
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