第16話 宿敵の牙
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チか?」
キラ、カガリ
「…ぁ…」
光輝
「アイシャさんはどう思ってんの?」
アイシャ
「え?」
光輝
「どうなったらこの戦争は終わると思う?モビルスーツのパイロットとしては。」
アイシャ
「うっ!」
バルトフェルド
「お前どうしてそれを!」
光輝
「戦争には制限時間も得点もない。スポーツの試合のようなね。ならどうやって勝ち負けを決める?」
アイシャ
「…」
光輝
「どこで終わりにすればいい?」
キラ
「どこ…で…?」
光輝
「敵である者を、全て滅ぼして!…かね?」
「「…」」
光輝
「ミスリルの顧問として宣誓しよう。
そんな未来を変えて見せる。」
バルトフェルドが引き出しから銃を取り出す。
キラ、カガリ
「あっ!」
バルトフェルド
「止めた方が賢明だなぁ。いくら君らがバーサーカーでも、暴れて無事にここから脱出できるもんか。」
キラ、カガリ
「うぅ…」
キラ
「バーサーカー?」
光輝
「バーサーカーとは神話に出てくる狂戦士のこと、一度怒ると暴れ狂う戦士のことだ。
バルトフェルドさんは誤解しているようだが、『SEEDを持つ者』の事だよ。
狂戦士は狂うと、敵味方関係なく暴れ回る。
それより火事場のバカ力に近い。脳のリミッターを解除する。
『SEEDを持つ者』は脳のリミッターをある程度、コントロール出来る。
研究者は誤解しているが、ナチュラルでも長年鍛錬を繰り返せば出来る様になる。」
カガリ
「お…お前…」
光輝
「安心していいよ。バルトフェルドさんは撃つ気はない。
それより戦場でキラ君との戦いを望んでいる。
今回はバルキリーを出さない。
地上でバルキリーは圧倒的過ぎて、ザフト軍の情報部でも作戦も立てられないからね。
ザフト軍の情報部はバルトフェルドさんを犠牲にしても、
バルキリーの情報を引き出して欠点を探したいらしいが。」
キラ
「そんな…。」
光輝
「戦争とはそう言う物だ、無傷で勝てるとは誰も思っていない。」
バルトフェルド
「まいったね。
そこまでお見通しとは?」
アイシャ
「アンディ、ここは貴方の負けね。」
光輝
「アークエンジェルは準備が出来次第脱出する。
戦わなくても君達は助かる。
…
それではお暇しますか。」
『戦わなくても君達は助かる。』と予言めいた言葉を残し光輝達は出て行った。
Sideout
光輝達はキサカと合流してバナディーヤの街を離れた。
そして今は、光輝とキラはアークエンジェルに戻っている。
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「ナタル達から報告
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