第16話 宿敵の牙
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ゃ完璧。」
カガリ
「そう言うお前こそ、ほんとに砂漠の虎か?
何で人にこんなドレスを着せたりする?これも毎度のお遊びの一つか!」
バルトフェルド
「ドレスを選んだのはアイシャだし、毎度のお遊びとは?」
カガリ
「変装してヘラヘラ街で遊んでみたり…」
光輝がカガリの話に割り込んだ。
光輝
「カガリ、それは違うぞ。
バルトフェルドさんはブルーコスモスの連中を誘き出す餌を自ら行ったのさ。
その証拠に君は気付いていなかった様だが。
警護兵が隠れていた。それに襲撃直後に警護兵が速やかに応戦していただろう。
準備していなかったら、あんなに早く応戦出来るわけがない。」
バルトフェルド
「ふん。お見通しか。」
光輝
「ああ、こちらの作戦でもあった。
基地からコーディネイターを追い出せば、ブルーコスモスの連中がきっと動くってね。
キラ君達に気づくとは思わなかったが。
おかげでロケット弾を不発弾にすり替える必要があった。
それとこれがこの街にいる、奴らの拠点の地図だ。」
光輝は1枚の地図をバルトフェルドに渡した。
地図にはブルーコスモスのアジトらしい処が赤く記されている。
バルトフェルド
「うっはっはっは、上には上がいるもんだ。」
アイシャ
「あっはっはっは、やられたわね、アンディ。」
光輝
「ブルーコスモスのやっている事は非道だ。
血のバレンタインの事も許せない。
奴らには自分達の犯した罪を自分達の法律で裁かしてやる。
バルトフェルドさんザフト軍を撤兵すれば、
アフリカはアフリカ連邦へ変わる。
地球軍とザフト軍に与しない第3勢力となる。
その時はプラントへの資源供給を行う。
プラントの穏健派とも交渉中で、資源供給を前提にアフリカ連邦の容認をして貰う。
その時が来れば、ザフト軍はアフリカ連邦の支配から護衛へと任務が変わる。
君は一軍人だ。そこまでの裁量権はない。
ザフト軍は隠蔽しているが、君は気付いている筈だ。
ストライクのパイロットが優秀なコーディネイターである事を、
但しキラ君はヘリオポリスの学生だったんだ。
ヘリオポリスをクルーゼ隊が襲うまでは。
キラ君、ここで演武をして見せる。本気を見せるんだ。」
キラ
「はい!」
光輝とキラが立ち上がり、演武を見せ始める。
とても演武と思えない迫力があった。
ただ音は空振りをする音しか聞こえない。
テーブルや椅子に乗っても音はしない。
それどころかテーブルや椅子も全く動いていないのだ。
光輝が手を上げて演武が終わった。
「「…」」
誰も声すら発せずにいる。
光輝
「いい目だねぇ。真っ直ぐで、実にいい目だ。
君には味方になって貰いたい。
君も死んだ方がマシなク
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