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エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
第16話 宿敵の牙
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トノムラ
「うわぁ…純正品じゃないか…」

ナタル
「呆れるな…ったく。どこから横流しされてるんだか。」

ジャイリー
「世界にはご存知ない地下水脈も、多御座いましょう?
ふわっはっはっは。ま、その代わりと言っては何で御座いますが…」

サイーブ
「分かっている。どうなんだ?それでいいのか?」

ナタル
「ああ!品物に文句はないが。」

サイーブ
「希望した物は全て揃うんだろうな?」

ジャイリー
「それはもう。これを。」

トノムラ
「ぎ!?なんだこの額は…嘘だろ?」

ジャイリー
「貴重な水は高う御座います。お命を繋ぐもので御座いましょう?」

サイーブ
「キサカ!」

キサカ
「支払いは、(きん)でいいか?
アースダラーより信用がある。それに確実に相場は上がっている。」

キサカは金の入ったカバンをジャイリーに手渡す。

トノムラ
「いっいっ!」

ジャイリーは金を数えている。

ジャイリー
「…はい、これでけっこうで。」

キサカ
「では、すぐ運ばせろ!
それと金を換金して欲しい。」

サイーブの部下が金の延べ棒の入ったカバンをジャイリーの足元へ置く。

トノムラ
「ど…どうなってるんですかねぇ?ついて行けないですよ、俺…。」

ナタル
「…」

ジャイリーが部下に指示してカバンを調べさせている。

ジャイリー部下A
「本物です!大西洋連邦の刻印が入ってます。」

ジャイリー
「この金はどうした!」

サイーブ
「これは俺達の命の値段だ。
1/4はお前の取り分でいい。」

サイーブの部下たちが腕や足を(めく)って、リングを見せる。

サイーブ
「これは奴隷の首輪と同じさ、俺達はある傭兵組織に買われたのさ。
逃げ出せば自動的に締まり足や腕を失う。」

ジャイリー
「そんな話聞いたことがないぞ!」

サイーブ
「それはそうさ。
奴らの本業は暗殺や産業スパイだ。
ミスリルって聞いた事ないか?
それで傭兵も金になるって思いつきやっがたって分けさ。
仕事に応じて(かね)を支払う。
貰った(かね)の10倍払えばこのリングを外して貰える。
もし組織の事を俺が喋ったら、組織に報告すれば俺の金額だけ配当を貰えて返却金額も減らして貰える。
奴らは俺達に相互監視をさせているのさ。裏切れない様に。
それに家族を調べていやがる、人質されているようなものさ。」

ジャイリー
「…」

サイーブ
「もし、お前が取引金額を安くしていたら、(きん)の換金量を10倍渡してくれた。
そう指示を受けている。ジャイリー、地下水脈って言っていただろう。
地下水脈にも源流がある。
さっき
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