第三部 ＺＯＤＩＡＣ ＣＲＵＳＡＤＥＲＳ
ＣＨＡＰＴＥＲ＃１６
ＰＨＡＮＴＯＭ ＢＬＯＯＤ ＮＩＧＨＴＭＡＲＥⅧ ～Ancient Dragon～
[後書き]
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はい、どうも、こんにちは。
みんな大好き（ってかワタシが）イルルンの登場です。
今までのように一対一ではなく『総力戦』をやろう、
と思い立った時、何故か彼の相手はジョセフとすんなり決まっていました。
無論、こんなモンにどうやって勝つねんという懸念はありましたが
（実際『吸血鬼化』してたら全員で掛かってもヤベェよな････('A`)）
ソコは「荒木先生方式」で、まず窮地に置いてどうやって勝てるか考える、
ソレが「ライブ感」に?がるというのを無意識的にヤってたのだと想います。
あと彼と「解り合える（和解という意味ではない）」のはジョセフしか
いないだろうなぁ～とか考えました。
それと前に言いましたが、「人間 （隣人） を大事にせず」に
御大層な名分を掲げると（人類だの世界だのそのバランスだの）
途端に「カルト宗教」地味て卑俗になると言うのはジョセフの怒りで解ると
想うのですが、
（現に「カルト」と呼ばれる組織の殆どは宗教、思想、政治を問わず
家族、友人、国民 （他人） を大事にせず人類救済や永久平和等を
「使命」として掲げ、無差別殺人等の暴挙に及ぶモノがその典型です。
ソレをカッコイイと想ってしまう人の意外に多いコト、多いコト････('A`)
ウェザーを蹂躙した者達も「他人」を大事に想ってないから
アノような残酷なコトが出来るのであり、
しかも本人達は「正しい」と想っているのです）
しかし人間ではない「彼」との、
その信念のブツかり合いみたいなモノは描きたいと想いました。
（どっちが「正しい」かは決められない）
まぁ本当に「人間じゃないなら」、
友情も恋愛も感情すら無い（違う）筈で、
（『寄生獣』のパラサイトのように）
にも関わらず非情や酷薄な部分はソレで片付け、
しかし恋愛や友情（己の利益）は別というのは
正直リスク （責任） を放棄して「良いとこ取り」してるとしか想えないので
（都合よく「使い分ける」というヤツですか････('A`)）
それじゃイカンというわけでワムウのような高潔さは持たせるコトにしました。
どんな理由があろうとも（人間じゃなかろうとも）
意味なく他人を見下し侮蔑するキャラクターは（特に「主人公サイド」は）
外道キャラやピカレスクロマン（デスノートのような）でもない限り
絶対読者に好感は持たれません。
（「人間じゃないから」の一言で誤魔化せるほど読者は甘くありません）
コレはヴィジュアル的な問題ではなく、「精神的」な価値の問題で、
人前で「ジョジョが好き！」とは言えても「シャナが好き！」と
大声で言えないのはそういうコトです。
（余程「特殊」な人の前でもない限り）
彼 （イルヤンカ） は当然リゾットやリンゴォ、サンドマンのような
『好敵手』として描
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