第15話 ペイバック
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エレベーターが地下に着き、扉が開く。
「「…」」
光輝
「これは宇宙で使う農業プラントと同じで、作付けから収穫まで自動で行います。」
マリュー達
(絶対嘘だは、プラントの農業コロニーより進んでいるわ。)
サイーブ
「この水は何処から来てやがる!俺達の水がめを枯らしたら承知しないぞ!」
光輝
「安心して下さい。この水は地中海から上水道で来た水をポンプで汲み上げています。
この上に養殖場があり、排せつ物などから肥料成分を抜き出して、栄養を添加します。
まだ作付けが済んでいないため、収穫までには時間がかかりますが半年で軌道に乗る予定です。
次は養殖場をご覧頂きます。」
「「…」」
光輝は皆を1階上にある養殖場に案内する。
サイーブ
「養殖場って、鶏だけじゃないのかよ!」
そこには、魚の稚魚やヒヨコ、子豚などがいる。
光輝
「サイーブ、そこの養魚場の水を舐めてみろ。」
サイーブ
「おぉ、塩辛くない。」
光輝
「ここの稚魚は海水魚で、育ちが早く人気の魚だ。
実は海水魚といっても塩分は必要ない。
ここでは淡水魚と海水魚を同時に飼うことも出来る。
餌の栄養成分と環境の違いから区画を分けている。
エクリプスの専門化が派遣されて来る。
その者と相談して貰えば、内容を変更出来る。
今は必要な食料確保と出荷向けの食糧に分けてある。
市場に過剰供給して、今いる生産者にしわ寄せがいくのは良くない。
大西洋連邦から輸入している食物を中心に出荷を考えている。
此処の施設は食物にあった環境に調整してある。」
「「すげーなぁ」」
光輝は長老に向かい合う。
光輝
「今はまだ、牛などの贅沢品は育てていませんが、この施設が順調に稼働すれば、
ここの収益でそれらの物をご購入下さい。
ここで飼育される畜産動物の餌になる穀物は階下の農業プラントで十分に確保出来ます。」
長老
「私達は支払える物が何もない。」
光輝
「労働力です。
エクリプス社は雇用を提供して、皆さんが働く。
エクリプス社は人を確保でき、皆さんは働く場所を手に入れる。
エクリプス社は薄く広くがモットーです。
現在の市場を取り合うのでなく、皆さんを裕福にして市場を大きくするのです。
そうすれば搾取しないで、儲ける事が出来ます。
生活が楽になれば人口が増えて、更に市場が大きくなります。」
サイーブ
「理屈は分かるが、人口と資源の問題は如何する。」
光輝
「問題ありません。
その問題は解決済みです。
資源は海底から得る事が出来ます。
人口は海洋にフロートを浮かべれば問題ありません。
宇宙にコロニー建設するより、何倍も安上がりです。
エネルギーも核分裂を使
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