19話目 湖岸の戦場(中)
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いるジュカインの攻撃の隙をつき、レパルダスは超高威力の連撃技をジュカインにくらわせた。
ジュカインは体力が尽きて倒れた。
「レパ、よくやった! 頑張ったな!」
グレイはレパルダスに労いの言葉をかけた。
グレイには、自分の指示が無視された事への怒りは無い。レパルダスが相手を騙すためにあえて指示と違う行動をとっている事はグレイは知っている。グレイはレパルダスのその行動を不快とは思わず、受け入れていた。
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現在の状況
グレイ側
レパルダス[呼び方:レパ] (中ダメージ)
ギャラドス[呼び方:KK] (無傷)
ハピナス[呼び方:姐さん] (戦闘不能)
ビビヨン[呼び方:ビビ] (戦闘不能)
エレナ側
リザードン (大ダメージ、麻痺状態)
チルタリス (大ダメージ)
アブソル (無傷)
ジュカイン (戦闘不能)
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「まさか、ジュカインがやられるなんて……」
エレナは唖然とした様子でつぶやいた。
それを聞いたグレイは、エレナに話しかける。
「元々ジュカインはダメージを受けてた。驚くような結果じゃないだろ? レパにそれなりにダメージを与えてから倒れた。それだけの話だろ?」
「それなりのダメージではダメなのよ! レパルダスを倒すぐらいでなければ!」
エレナのその言葉を聞いたグレイは、聞き捨てならないという様子で強めの言葉でエレナに話しかける。
「おいおい、それはオレのレパルダスが弱いって言いたいのか? さっきから思ってたんだが、この勝負、エレナはオレに圧勝したいって思ってるだろ!? 『グレイ程度に苦戦するようではダメだ』っていう考えが伝わってくるんだよ!」
グレイの言葉に対し、図星をつかれたエレナは黙ったままであった。
「エレナがオレを格下と思ってるなら……まずはその認識を改めてやるよ……!」
グレイは静かにそう言った。
エレナはリザードンを繰り出した。
「リザードン、“はじけるほのお”! そのまま水の方に逃げて!」
エレナの指示により、リザードンは“はじけるほのお”を発動する。
ピンチの時に炎技の威力が上がる特性「もうか」により、リザードンの放った“はじけるほのお”は凄まじい威力となってレパルダスに襲いかかった。
迫りくる炎を避けたレパルダスであったが、放たれた炎は砂浜に着弾した瞬間、四方八方に激しく弾け飛んだ。
レパルダスが飛び散る炎に手間取っている間に、リザードンは水上に飛んで移動した。
エレナが指示を出す。
「リザードン、そのまま“はじけるほのお”で攻撃し続けて!」
砂浜に立つレパルダスに向けて、リザードンは一方的に攻撃を放つ。
しかし、リザードンは
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