暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
113話:互いが望む未来
[6/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いるのか!? 結局は理想論だ!」
「あぁ確かにそうさ、俺の理想は綺麗事で、結局は理想論だ。
―――でも、理想だからこそ、現実にしたいんだよッ!」
お互いの思いが言葉となって衝突する。しかし悲しいかな、やはり二人の主張は平行線、決して互いの意見を受け入れられない。
「またあの人£Bからの言葉か!? 戯言を、あれは|英雄〈ヒーロー〉だったからできたこと! 必ずしも望んだ通りになるとは限らないッ!」
「そうさ、望んだからと言って必ず叶う訳じゃない…。―――それでも、救いたいと思ってるよ! 大切な奴らがいるから、そいつらが目指す未来があるから! 助けてほしいって声があるから!」
全ては無理かもしれない、救えずに消えてしまう命や声があるかもしれない。
それでも手を伸ばすと決めたから。たとえ届かなかったとしても、掴めなかったとしても! 伸ばし続けると決めたのだから。
「―――だから、お前も必ず助ける!」
「ッ、黙れ!」
ディケイドの言葉に、大声を上げて引き金を引く。
唐突の攻撃に横っ飛びで回避し、剣を銃へと組み換え弾丸を放つ。
「助けるだと? 誰が頼んだ、そんなこと! 俺は救ってほしいなんて言ってないッ!」
「別に頼まれたわけじゃねぇ!
―――俺がお前を助けたい≠セけだッ!」
「なッ!? …何を、勝手な…ッ」
「だってそうだろう!? あの人£Bだって、頼まれてやってた訳じゃない!自分の意志≠ナ、思い≠ナッ! 戦ってきたんだ!!」
だから俺は、お前も助ける。俺が助けたいから、放っておけないから!
〈〈 ATTACK RIDE・BLAST ! 〉〉
「「ぐぅッ!」」
互いに同じカード、同じ数の弾丸を放ち、撃ち合う。その内の数発の弾丸は互いの体へ、命中した場所から火花を散らし後方へと飛ぶ。
「…お前に、あったことをッ。全部、理解できる訳じゃない! お前の気持ちを…全てわかるなんて都合のいいことを、言うつもりもないッ!」
お前が感じたであろう孤独も、苦痛も、不安も、後悔も。
全てお前自身にあった出来事だ。赤の他人がそれを理解しようなんて、普通誰だってできない。
「―――それでもッ、お前のその感情を分かち合うことができる!」
「ッ!」
「孤独も苦痛も後悔もッ、手を取り合えば少なくできる筈なんだ!」
バッと腕を伸ばす。開かれた掌の先には……立ち上がるディエンド。
―――いや、そこにいるエクストラに。
「そう信じているから、手を伸ばすんだよ! きっとお前を助けられると、信じているから!」
「なんで…なんで、そこまで…ッ!?」
「なんで? ハッ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ