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NARUTO日向ネジ短篇
【生きてよ、ネジおじさん】
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「……...ッ!?」

「えっ、え...?! 私が、母ちゃんで……兄さんが、ネジおじさん...!?」

 おれが上げた二回の大声で、周りにいた人達から注目を浴びちまうおれと母ちゃんとおじさん。

「お前、とりあえず場所を変えて話すとしようか。───俺の家に来いッ」

「あ、ネジおじさ...じゃなくてネジ兄さん、私もっ」

 ちょっと引きつった笑顔を見せて、おれをまた小脇に抱えたおじさんは急いで自分ん家に帰り、母ちゃんも付いて来てくれた。




……居間の畳に座らされると、ネジのおじさんは開口一番こう言った。

「おじさんなどと言われる程、まだそんなに歳は取っていないんだがな。ましてヒナタ様相手に、"母ちゃん"などと……お前、どういうつもりか聴かせてもらおうか」

 仁王立ちして腕組み、しかめっ面で見下ろしてくるおじさん……、怒った時のヒアシのじぃちゃんみたいで怖いってばさっ。

母ちゃんの話では、おじさんは強くて優しい人だって言うし、父ちゃ...親父もよく、ネジは天才ですげぇ奴なんだって、おれとヒマワリに言ってるんだけどな...?


「ネジ兄さんったら、怖がらせちゃダメだよ。...ねぇ君、まずは名前教えてくれるかな? ちなみに私はヒナタで、この人はネジっていう私のイトコのお兄さんだよ」

「うん、知ってる。おれは、うずまきボルトだってばさ」


 ───つい正直に名乗って、少し後悔した。

何でか知らないけど、おれはもしかしなくても、過去みたいな所に居るのかもしれない。

だって今目の前にいるネジおじさんは……おれの世界では昔あった戦争で、母ちゃんと父ちゃんを命懸けで守って死んじまっているから。

ほんとにここが過去みたいな世界だったら、"うずまきボルト"って名乗ること自体、危険なんじゃないか……?

漫画とかSF映画でよく、過去に行って未来を変えるみたいな話あるけど、ひとつ間違えば"自分"や大切な存在が無くなっちまう可能性があるとか何とか────

おれの見てる、ただの夢とかだったら大丈夫なはずなんだけどな……。そうだとしたら、おれの想像上のおじさんが喋ってるってことになるのか?

確かに、おじさんには会ってみたかったし、修行だって一緒にしたかったし、生きててほしかったし……色んなこと、おじさんから教えてもらいたかった。それは、ヒマワリだって同じ気持ちだ。


 うずまきボルトっておれの名前を聞いて、若い頃の母ちゃんとおじさんは、少し驚いた顔をしていた。

そういえば、若い頃の親父は……? 居るとしたら、今どこに────

「うずまき、ボルト君……。どうりで、ナルト君に似ていると思ったよ。ね、兄さん?」

「確かに、似ているとは思いますが……ナルトに
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