第13話 果てし無き時の中で(中編)
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フト軍の選択は二つです。
アラスカの本部を攻撃するかパナマのマスドライバー施設です。
マスドライバー施設を壊された場合、地球軍は体裁を気にしないでしょう。
名目は何とでもなります。
オーブがプラント与していたとか…。」
カガリ
「そんな出まかせを!」
光輝
「戦争とは残念ながら、そう言う物です。
数々の歴史が物語っています。
戦争とは勝たなければ意味がないと思われています。
負けた方は勝った方の言い分を聞かなければならない。
講和で平和的に終わった戦争などほとんどありません。
講和の条件は所詮、優勢な方が条件を強く出せるのです。
早期講和してもマスドライバー施設を渡さなくてはいけないでしょう。
全員に質問です。パナマが落とされた場合、地球軍がオーブと戦争になると思う方、挙手して下さい。」
多数が手を上げた。
カガリ
「…そんなぁ…」
光輝
「地球軍はかつてユニウス7を核攻撃しました。1年前の事です。
農業プラントで民間人しかいませんでした。24万人以上の方が亡くなっています。
ミスリルでは地球軍がオーブと戦争する確率を99%以上、ほぼ100%とはじき出しました。
ただ前提はミスリルが介入しなかった場合です。
ミスリルからオーブへの条件は世界平和への協力です。
マスドライバー施設の爆破の前提は代替技術の提供です。
因みに第8艦隊のハルバートン提督は心配する必要はありません。
武器以外の援助と最悪の場合は地球に降りる手段の提供を今頃ミスリルと相談しています。
カガリさん、私も含めミスリルはオーブの理念を高く評価しています。
その為に全面的に協力するのです。」
カガリ
「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない。」
光輝
「貴方がその言葉を忘れない限り、ミスリルは貴方を助けるでしょう。
この続きは睡眠を取ってからにしましょう。
タンクベット睡眠は3時間で一日分の疲れが取れます。
案内しますので付いて来て下さい。」
Sideout
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