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プリパラ サイドストーリーズ
ガァルマゲドンの進路希望 その2
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として言っておきたいことがあったようである。

「キャラってのはね、中学生までならまだいいけど高校生になると強みより弱さに変わるんだ。普通だったらまだいいんだけど、私みたいにプリティーキャラをしてると人間関係が難しくてね。だから、プリパラ内と外でキャラ分けする事にしたんだ。これは、ただのお節介だけど伝えておきたくてね。」
「・・・分かったのである。忠告感謝なのである!しかし!我等には些細な事である心配することなぞない。」
「そっか。ごめんね。急に変な事言って・・・それじゃあ、またプリパラで会おうね!ライブ楽しみにしてるよ!」

そう言って、さてらは走り去っていった。あろまとみかんは見送りをしてから再び帰宅する為歩き出した。その途中、2人は普段と変わらない会話をしていたがあろまは少し考えながら歩いていた。

「あろま。どうかしたなの?」
「些細なことである。しかし、みかんよ。先程のさてらの話しどう思う?」
「キャラの事なの?特に気にしてないの。あろまとみかんは何時でも同じなの。それがどうかしなの?」

みかんの答えは分かっていた。しかし、あろまの中で少し引っ掛かりが残っていた。それは、何かは分かっていたが口にはしなかった。

「何でもない。それでは、明日も勉強頑張るのである!」



それからあろまは休憩時間を利用しながら高校生の事を可能な限り調べた。その結果、あろま達のようなキャラクターな女子高生は少ない・・・いやいないと言ってもいい。そして、あろま自身もこのままで行って良いのか分からなくなってきており不安になってきていたのである。そして、そこにさてらの言葉により更に不安が強くなってきた。そこで、プリパラの外では普通の人になって普通に過ごしてみようと思い現在に至る。

「普通の人になってから分かったことがある。それは、普通だと思われるようになる。高校生になったら普通が一番なのである。だから我は・・・」

あろまは空を見上げた後、決意を新たに構えて帰宅した。
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