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HUNTER×HUNTER 六つの食作法
021話
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止めに壁の一部をナイフで切断しそれをフォークで刺してツェズゲラの足元に置いて見せた。

「これで良いか?」
「いいだろう、合格だ」

こうしてゴン、キルア、クラピカ、シャネルの4人も合格者となりグリードアイランドをプレイする事となった。


「んでここがマジでゲームの中な訳?到底信じられねえな」
「あっシャネル!」
「おう遅くなって悪かったな」

遂に始まったグリードアイランド。ゲームの内へと入ったシャネルは説明を聞くと先に入っていたゴン達との合流を果たした。見渡す限りの大平原、そこにポツンと立てられた建物。此処がスタート地点で此処からゲームをプレイするのだろうが

「見られてるな」
「やっぱり解る?」
「当然。だけど監視してるって相手に解っちゃ駄目だろ」
「全くだ。未熟にも程がある」

こちらへと注がれている視線は約二方向から来ている、そして前のプレイヤーもその方向へと進んでいる。そちらに街などがあるからだ、見張りは体力と気力を消耗する。単独でも集団であっても直ぐに休める所で見張るのは悪くない手。一先ず監視の気配がする一方向へと向ってみる事にする。

「にしてもマジでここゲームの中か?全く実感無いな」
「だよね、普通に現実の世界って感じ」
「それを感じさせないように作られているのかもな」
「風も土も同じ感じ……」

本当にゲームの中に入るのかどうかと言う談義をしつつもシャネルは円を展開し警戒をしつつ歩いている、そして円に反応。上から何かが来ると感じる。

「上から何か来るぞ!」

声を張り上げると同時に全員は後方へとジャンプすると、そこへ光の筋が落ちてきた。そこにはカードをしまうバインダーにもなる本を展開し笑いながらこちらを見て笑って入る男がいた。

「(今のは……?)」
「(放出系の念能力か?)」
「くくくっ……君たち、ゲーム始めたばかりだろう」

警戒心を抱きつつ相手を注視していると男はバインダーにカードを一枚嵌め込みニヤニヤと更に笑う。

「ゴン、キルア、クラピカ、シャネルね」
「俺達の名前を……カードの効果か」
「さあ如何だろうね?(スペルカードも知らない、初心者決定だな……狙うは……餓鬼!)"追跡(トレース)"使用(オン)!キルアを攻撃!!」

一枚のカードを持ち、呪文のようなものを叫ぶとカードが光となって対象として指定したキルアへと一直線に向って行く。一同は散開するが光は走るキルアを追い続ける。

「ヒャハハハハ!!無駄無駄ァ!ゲームのスペルからは逃げられねえよ!!」
「なら……!!」
「ッ!?」

馬鹿笑いをしている男、相手が初心者だと思って油断したのか迫ってくるシャネルに反応が遅れた。勢い良く伸ばしてくる豪腕をギリギリで回避し素早く身を翻して
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