第11話 目覚める刃(後編)
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「今回は何故その方法を取らなかった。撲滅出来たろうに。」
カリーニン少佐
「理由は時間ですよ。
ガスも重力に引き寄せられて、分散し薄くなる時間が短くなっています。
モビルアーマーの弾薬も少なくなっています。
敵がアークエンジェルを狙っていたから、こちらの戦況を有利に運べました。
アークエンジェルが離脱したら、敵の攻撃も選択肢が増えます。
そうなると消耗戦になります。
ベテランの兵が損なわれたら、苦労するのは地球軍です。
今も新兵ばかりの補充で、苦労されているのではありませんか?」
ハルバートン
「今回の目的は、アークエンジェルを地球に降ろすことだ。
それが達成したら十分だ。それに将兵のことを思うと被害は少ない方が良い。
ただミスリルの目的は、情報操作であろう。
今回の結果を考えると、ザフトの奴ら慌てるだろう。」
カリーニン少佐
「流石にコウキ殿が、評価される提督ですな。
こちらの意図をお見通しだ。」
ハルバートン
「あっはははっ!ザフト軍の慌てる姿が手に取る様だ。」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
ノイマン
「降下シークエンス、フェイズワン。
大気圏突入限界点まで、7分!」
トノムラ
「ローラシア級、接近!」
光輝
「敵艦は特攻するつもりだ。
敵はミスリルの左側を回って突っ込んでくる。
キラ君に機関部を破壊して直ぐに戻る様に連絡。
フラガも呼び戻しするように。」
マリュー
「2機に連絡。」
ミリアリア
「キラ、前方のローラシア級の機関部を破壊した後、帰投せよ。」
「フラガ機戻って下さい。」
マリュー
「でも何で帰投を?」
光輝
「地上には影響ないが。
降下中のこちらのコースに、残骸が当たる可能性がある。
ストライクやメビウス・ゼロでは、帰投出来なく可能性がある。
降下中に上空の艦やモビルスーツ、モビルアーマーを攻撃する時は、
その破片の方向を予想して置く必要がある。
ミスリル艦はそれを予想して、体当たりするよ。」
マリュー
「えっ!」
Sideout
Side デュエイン・ハルバートン
オペレータA
「ローラシア級が1艦、アークエンジェルに体当たりする模様です。」
ホフマン
「そのローラシア級に攻撃集中!」
カリーニン少佐
「いかん!その艦を破壊しては、アークエンジェル降下コースに破片が落ちる!」
ハルバートン
「攻撃停止!」
ホフマン
「は!攻撃停止!」
オペレータA
「ローラシア級に1発命中!
ミスリル艦、ローラシア級に体当たり!」
ホフマン
「なっ何を!」
ハルバートン
「…」
カリーニン少佐
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