第11話 目覚める刃(後編)
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作業を開始せよ。」
マリュー
「降下シークエンス、再確認。融除剤ジェル、噴出口、テスト。」
パル
「降下シークエンス、チェック終了。システム、オールグリーン。」
トール
「修正軌道、降下角、6,1、シータ、プラス3。」
マリュー
「閣下!」
ハルバートン提督
『うむ。アークエンジェル、降下開始!』
ノイマン
「降下開始!機関40%。微速前進。4秒後に、姿勢制御。」
マリュー
「…キラ君。」
ナタル
「ストライクの動きが…速い…」
光輝
(種割れしたな)
「キラ君の能力だ。
火事場のバカ力と同じだ。
普段わ脳は、リミッターを掛けて身体を守っている。
しかし、命が危険な時にリミッターを解除して、
普段出せない様な力を発揮する。
彼は集中力でリミッターを解除した。
初の本格的な実戦で早目に開花したようだ。」
マリュー
「その能力を知っていたの?」
光輝
「知っていたさ。
ただし、これは諸刃の剣だ。
本来リミッターは身体を守っている。
これを解除しようとすれば、脳と身体に多くの負荷が掛かる。
それで格闘訓練を行って、状況判断や身体の訓練をしていた。」
マリュー
「あの畳!?と言う物を使って、練習していた…。」
光輝
「マットでも構わないのだが私の柔術は、昔の日本の合気道という武術を発展させたものだ。
日本の様式に合わせて畳を使っている。
私を見て分かるだろう。
日本人は西欧人より小柄である。
よって力ではなく、技術と素早さで相手を倒す。
言い伝えだが高段者は、相手に触れずに相手を倒す。
『空気投げ』と言う技が合ったそうだ。」
マリュー
「…まさか、その技使えないでしょうね?」
光輝
「使えるぞ。
気功法は説明が長くなるので省くが、要は重心を崩せば相手が倒れる。
目や身体の動きで、相手はこちらの技を予測する。
相手が強ければ上半身は反応するが、体重を支えている足は反応が遅れて重心を崩す。
キラ君やムー(フラガ)が簡単に倒れていただろう。
元々ナチュラルの業だ。
時間があったら教えてやろう。
女性は男性より力が弱い。護身術にはピッタリだ。」
「「…」」
Sideout
Side デュエイン・ハルバートン
ホフマン
「横形陣、完成!」
ハルバートン
「今だ、敵艦に一斉射撃!」
カリーニン少佐
「見事です。やりましたなぁ!」
ハルバートン
「まさか宇宙に来て、横形陣をやるとは思ってもいなかったが。」
カリーニン少佐
「今回は例外ですよ。本来、宇宙艦は腹を見せてはいけません。
撲滅戦の様なUやVの字の陣形はあるでしょうが。」
ホフマン
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