第11話 目覚める刃(後編)
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隊も甚大な被害が出ていた。
今はミスリルを信じて、我々の出来る最大限の働きをしよう。」
ホフマン
「は!」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「第8艦隊に動きがあるは?」
光輝
「ハルバートン提督の旗艦・メネラオスには、
ミスリルのカリーニン少佐が乗っている。
敵がガスの属性に、気づく頃だ。
敵艦隊を注視しろ。
突撃陣形を組む、突撃陣形の弱点は?」
ナタル
「前方に攻撃を集中する為に側面と後背の守りが薄くなります。」
光輝
「良し合格だ。
ミスリル艦を残して、第8艦隊は横陣形を取る。
バルキリー部隊は反対側面と後背部を攻撃する。
この時、危険なのは目標であるが!?
ミスリルには
『チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。
あるとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。』
と言う事だ。
各自が戦線を理解して、行動する。」
マリュー
「凄いのね。」
光輝
「信頼関係だ。
信頼関係がなければ、疑心暗鬼に囚われて個人の最大能力を発揮出来ない。」
「「…」」
艦橋にいるクルーは皆感心させられた。
ナタル
(流石、コウキ殿です)
光輝
(これでフラグも折れた。指揮官としての姿を見せれば…)
光輝とナタルの無言のやり取りは、光輝以外は誰も気づかない。
・・・
やっと敵陣形が動きだした。
マリュー
「コウキの予想した通り、敵は突撃陣形を取る様ね。」
光輝
「横形陣の利点は?」
ナタル
「ビーム兵器は艦首に集中しているので、防御をする必要がなく。
この戦場では砲台で最大の効果が期待出来ます。」
光輝
「良い判断だ。
ビーム兵器が出来る前までの一般的な戦闘方法だ。
現在での宇宙の戦いで、相手に腹を見せる戦法は取らない。
今回の様にビーム兵器が効果の薄い戦場など、敵は予想していない。
それで敵を混乱する作戦。次に戦術を二つに絞り込む作戦。
この場合の二つとは、ビームの効果を発揮できる接近戦かビームを手動照準か、
しかしアークエンジェルが降下体制を見て、選択肢が接近戦しかない。」
マリュー
「私の行動予想して?」
光輝
「艦長の判断には間違えはない。
良将とは味方や敵の行動を予想して、采配を振るわなければいけない。
ハルバートン提督は良将である。
カリーニン少佐の進言とはいえ、意図を見抜き的確に判断している。
地球軍の上層部も利権など無駄なことをやってないで、提督を上級職に付けていれば…。
そろそろ降下地点だ。」
マリュー
「大気圏突入準備!
それとメネラオスへ繋いで!」
カズイ
「総員、大気圏突入準備
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