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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Bパート
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と、あいつらについて何か情報が欲しいな」
「情報?」
矢元はそう聞いた。
「あぁ、あいつらが一体どんな戦い方をするのかとか何か弱点になるものがないかとな」
と天桐は答える。
「ねぇ、士良」
「なんだ?」
天桐は城ノ崎の顔を見た。城ノ崎は凄くニコと笑いながら
「実はねえ。良い情報もあるんだよね」
と言った。
「良い情報?なんだ?」
天桐は疑問に思い聞き返すと
「それは、ねぇ」
城ノ崎は自分の鞄から書類のようなものを取り出した。
「あの子達の過去の試合記録や関する資料だよ」
その書類をテーブルの上に置いた。
「「「おぉ」」」
「おぉ、ってこれどうしたんだよ」
3人が驚くが天桐だけは少し嫌な顔をした。
「あぁ、岡野さんのところから借りたんだよ」
とまたニコりと笑う城ノ崎に
「借りたって。一応、聞くが岡野さんに断ってきたんだよな?」
と天桐は尋ねるが
「あ、それとねぇ」
とその言葉をシカトして、再び鞄から何かを出そうとした。
「聞いてねぇし」
と天桐の言う言葉も聞いていない城ノ崎は、
「彼女達について大体だけどまとめた弱み、じゃなくて個人情報」
と言って別の書類も出した。
「今、さらっと弱みとか言ったよな」
「相変わらず、なんかこえー奴だな」
「・・・」
と他の三人も少し引いた顔をして反応した。
「まぁ、余り気乗りしないがあいつらの戦車道に関することならいい」
と天桐は資料を見て
「で、どうなんだ」
と城ノ崎に聞くと
「うん、全部は見てないけど。彼女達の戦車道についての経歴とか中々興味深かったよ」
と答えた。
「で、何が分かったんだ」
と加埜も聞いてきた。
「まずは、」
城ノ崎は最初に出した資料の1つを手に取った。
「あの子達の中で、ハルナさんだけは中学生からあとの3人から高校1年から始めてるね」
「ほぉ、中坊からか」
「すげーな。そんな時からやってんだ」
と驚く加埜と矢元に、早間は
「まぁ、幼少期からやっているところもありますから。本流の方とか」
と言った。
更に加埜は、
「でもアイツ(ハルナ)本当に強いのか分かんねぇぞ。以外とそんなに」
と少し楽観的な考えで言うと
「ちなみにハルナさんは、全国戦車道一般大会チーム戦中学生の部に出場して、地区予選で準優勝した」
城ノ崎は更に情報を言った。
「けど、地区予選でだろ。それくらい」
「それからあの4人は、去年の全国戦車道一般大会の個人戦高校生の部で、100以上の参加の中でベスト16位に入ったこともあるらしい」
と城ノ崎は続けて言った。
「・・・終わったなある意味」
「めちゃ強いじゃん」
「凄いですね。個人で16位に入るとは」
「そうだね。見る限り彼女達は凄い実力を持ってるみたいだね」
と4人は言うが次
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