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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十九話 派遣任務 5
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よし。全員そろったし、そろそろ戻ろか?」
はやてが全員に伝える。
アリサ達は名残惜しそうにしていたが、無理に引き留めるような事はしなかった。
それぞれが転送ポートに入る。
アスカは一度立ち止まって、そして振り返った。
「……」
「アスカさーん!どうしたんですか!」
エリオが転送ポートに来ないアスカに声をかける。
「何でもない!すぐに行くよ!」
アスカはそう答えて、もう一度だけ振り返った。
「じゃあな、地球」
機動六課隊舎。
深夜遅く、ロストロギアを届けに行ったシグナムが聖王教会から戻ってきて、主であるはやてに地球での事を報告していた。
「そっか、そんな事が」
シグナムの話を聞き終えたはやてが、何かを考え込む仕草をする。
「アスカの過去に何があったのかは知りませんが、地球で何かがあったのは確かでしょう。主はやて、アスカの経歴書を見せてもらえませんか?」
「んー。ええけど、なーんの参考にもならへんよ。ほら」
はやてはシグナムに三枚の経歴書を渡す。
アスカのだけではなく、スバルとティアナのも見せたのだ。
「これは………え?」
スバル、ティアナの経歴書では特に何も感じなかったシグナムだったが、アスカの経歴書を見て声を上げてしまった。
なぜなら、スバルとティアナの経歴書は、それこそ空欄が無いくらいにギッシリ文字が書かれているのに、アスカの経歴書は、本当に基本的な事が少なく書かれていただけなのだ。
「私も色々な経歴書を見てきたけど、そこまでスッカスカな経歴書は初めてや」
あはは、と可笑しそうに笑うはやて。
「はあ……」
何と答えていいのか、シグナムは困ったように眉を寄せる。
だが、このままにはしておけなかったのか、シグナムははやてに調査の許可を取ろうとした。
「主はやて。アスカの身辺調査の許可をいただけますか?私なりに調べて…」
「ダメや」
最後まで言わせずに、はやてが却下する。
「シグナム副隊長。それは副隊長が行っていい範囲を越えてます。部隊長として、それを許可する事はできません」
激しくはないが、厳しい口調ではやてが言う。
別にシグナムがアスカを疑って調べようとしている訳ではない事は、主であるはやてには分かっている。
だが、部下としてもう引き取っているのに、今更身辺調査をシグナム自信がする必要はないと言ったのだ。
「も、申し訳ありません!」
ピッと敬礼して謝罪するシグナム。
「そういう汚い事は、私の仕事や。だから、シグナムはアスカ君を見守ってやってな」
先ほどとは違い、いつもの優しい口調に戻る。
「主はやて…」
シグナム
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