第08話 プラントと歌姫
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船せずに合流する。」
マリュー
「機関100%。」
ノイマン
「は!」
マリュー
「でもどうして?」
光輝
「索敵はバルキリーに任せるんだ。今は少しでも時間が欲しい。
全速だが周りの警戒は、しなくても良い。
クルーゼは1指揮官だが戦略性にも富んでいる。
ムーお前も精進しろよ。
チームの指揮にも戦術だけでなく戦略性を持った方が良い。
特に特務行う人間は戦略眼が必要だ。
自称『不可能を可能にする男』だろ。」
「「ぷっ。」」
フラガ
「一々俺に振るな。」
マリュー
「先遣隊も了解してくれたわ。」
これでやっと安心だな!と声を掛け合っている。
光輝
「何安心しているんだ。やる事あるぞ。
各自、本隊との合流までに報告書作成しておけよ。
学習システム使えなくなるぞ、各自の分は作って置いたから理解しておけよ。
残業申請書もあるからボロが出てカットされないように。
艦長には先遣隊への報告書と本隊に合流したときの、私の分の報告書も添付してある。
学習システムがなかったら1日作業では済まなくなるからな。」
マリュー
「げっ!ナタル艦橋お願いね。自室に戻る。」
光輝
「女性がげっ!て言うなよ。嫁の貰い手なくなるぞ。」
マリューは笑い声のする中、艦長室へ走って行った。
Sideout
その頃、ヴェサリウスでは一人の男が頭を抱えていた。
その男はラウ・ル・クルーゼである。
ジンのパイロットとシルバーウインドの艦長に事情聴き、ラクスを保護して急ぎ本国へ向かっていた。
ラクスに事情を聴こうとしたら、シルバーウインドで記録した映像を見せられた。
歓迎やライブ、追悼式などである。
ライブを早送りしようとすると止められ、自分が歌姫なのでここが良い、あそこが良いと一人騒いでいた。
自分の歌の部分はリピート繰り返し光輝のアレンジを誉めまくる始末。
3時間以上の映像を見せられ、報告書を書いている。
これ俺の仕事なのかと呟きながら彼の苦難は本国に着くまで続いた。
遠い宇宙でざまーみろ!ラウ・ル・クルーゼと一人の男が言っているのを彼は知らない。
マオ曹長は無事にシルバーウインドでプラントに入った。
これは事前にヴェサリウスに潜り込んだミスリル隊員がハッキングして、
入国管理の改ざんと軍のマオの経歴をねつ造した事による。
それを知った光輝は、思惑通りに進んだ事を喜んだ。
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