第08話 プラントと歌姫
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ほど前にアスランは港に来ていた。
Side アスラン・ザラ
アナウンス
「ヴェサリウス発進は、定刻通り。搭乗員は12番ゲートより、速やかに乗艦。」
アスラン
「あっ。」
ザラ
「アスラン。ラクス嬢のことは聞いておろうな。」
アスラン
「はい。しかし隊長…まさかヴェサリウスが?」
クルーゼ
「おいおい、冷たい男だな君は。無論我々は、彼女の捜索に向かうのさ。」
アスラン
「…でも、まだ何かあったと決まったわけでは……民間船ですし。」
ザラ
「公表はされてないが、既に捜索に向かった、ユン・ロー隊の偵察型ジンも戻らんのだ。」
アスラン
「…なっ。」
クルーゼ
「ユニウス7は地球の引力に引かれ、今はデブリ帯の中にある。
嫌な位置なのだよ。
ガモフは足つきをロストしたままだし。」
アスラン
「まさか!」
ザラ
「ラクス嬢とお前が、定められた者同士だということは、プラント中が知っておる。
なのに、お前の居るクルーゼ隊がここで休暇という訳にもいくまい。」
アスラン
「あ…です…が。」
ザラ
「彼女はアイドルなんだ。
頼むぞ、クルーゼ、アスラン。」
クルーゼ、アスラン
「は!」
アスラン
「彼女を助けてヒーローの様に戻れと言うことですか?」
クルーゼ
「もしくはその亡骸を号泣しながら抱いて戻れ、かな。」
アスラン
「ええ!」
クルーゼ
「どちらにしろ、君が行かなくては話にならないとお考えなのさ、ザラ委員長は。」
アスラン
「…。」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「間違いないの!?」
パル
「間違いありません!これは地球軍第8艦隊の、暗号パルスです!」
ナタル
「追えるのか?」
パル
「やってますよ!
解析します!」
『こちら…第8艦隊先遣…モントゴメリー…アー…エンジェル…応答…』
マリュー
「アルバートン准将旗下の部隊だわ!」
ブリッジ一同
「うわぁぁ!」
ノイマン
「探してるのか!?俺達を!」
ナタル
「位置は!?」
トノムラ
「コープマン少佐の隊か!?」
パル
「待って下さい!」
ノイマン
「よし!」
パル
「まだかなりの距離があるものと思われますが…。」
トノムラ
「だが、合流できれば…!」
ノイマン
「ああ!やっと少しは安心できるぜ!」
ブリッジ一同
「うっはっはっは!」
光輝
「全員、落第!」
光輝は大声を上げる。
全員の視線が光輝を注視する。
光輝
「この場合、先遣隊が敵に尾行されているかもしれないぞ
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