第08話 プラントと歌姫
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は、失礼します。」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
光輝
「トゥアハー・デ・ダナンはシルバーウインドに同行して、敵の注意を逸らす。
連絡があるまでここ待機してくれ。」
マリュー
「トゥアハー・デ・ダナンは大丈夫なの。」
光輝
「その為に恩は売ってある。
しっかり、情報操作もしてあるから大丈夫だ。」
マリュー
「その為にコンサートを?」
光輝
「勿論、ただクルーの息抜きも兼ねている。
追悼の儀式も、哀悼の気持ちや言葉は嘘ではない。
でもザフトの情報部は混乱するだろうね。
プラントの国民も考えさせるだろうね。
私の専門は集団心理学だ。
プラントの穏健派を助けないと早く戦争が終わらない。
これからも少しづつ心理戦を仕掛けていくよ。」
フラガ
「軍人には出来ない発想だ。」
マリュー
「本当ね。何処までも考えているのか?」
光輝
「遺伝子治療を受けてミスリルで10年働けば理解出来るよ。」
「「はぁ。」」
アークエンジェルの艦橋に溜息が漏れた。
光輝
「あと14分後に、この航路で月に向かう。
先遣隊と速く合流出来る。」
マリュー
「各員、出港用意。14分後にアークエンジェル、出港。」
フラガ
(細かい)
Sideout
Side アスラン・ザラ
アスランがシャワー浴びていると呼び出し音のベルが聞こえた。
アスラン
「ん?」
アスランがローブを羽織って、通話に出る。
アスラン
「アスラン・ザラです。」
オペレータ
「認識番号285002、クルーゼ隊所属アスラン・ザラ。
軍本部より通達です。」
アスラン
「はっ!」
オペレータ
「ヴェサリウスは予定を35時間早め、明日、1800の発進となります。
各員は1時間前に集合、乗艦のこと。
復唱の後、通信受領の返信を。」
アスラン
「ヴェサリウスは明日、1800発進。
各員1時間前に集合、乗艦。
アスラン・ザラ、了解しました。」
通話を切って、マルチメディア・パソコンの電源を入れる。
電源が入ると直ぐにニュースが流れ始める。
キャスター
「この船には、今回の追悼式代表を務める、ラクス・クライン嬢も乗っており、」
アスラン
「ん?」
キャスター
「安否が気遣われています。」
アスラン
「…な!…あぁ。」
キャスター
「繰り返しお伝えします。
追悼一年式典の慰霊団派遣準備のため、ユニウス7へ向かっていた視察船、シルバーウインドが、昨夜消息を絶ちました。」
アスラン
「あぁ…ラクス。」
Sideout
ヴェサリウス出港1時間
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