第08話 プラントと歌姫
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各議員のモニターにヘリオポリスでの状況が表示される。
議員一同
「おぉ…。」
アスラン
「まず、イージスという名称の付いたこの機体ですが…大きな特徴は…
・・・
…以上です。」
タッド・エルスマン
「こんなものを造り上げるとは…!ナチュラル共め!」
アイリーン・カナーバ
「でも、まだ、試作機段階でしょ?たった5機のモビルスーツなど脅威には…」
エザリア・ジュール
「だが、ここまで来れば量産は目前だ。その時になって慌てればいいとでもおっしゃるか!?」
議員A
「これは、はっきりとしたナチュラル共の意志の表れですよ!奴等はまだ戦火を拡大させるつもり…」
クライン
「…静粛に!議員方、静粛に…」
クルーゼ
「ふふ…」
アスラン
「…」
ザラ
「戦いたがる者など居らん。
我らの誰が、好んで戦場に出たがる?
平和に、穏やかに、幸せに暮らしたい。
我らの願いはそれだけだったのです。
だがその願いを無惨にも打ち砕いたのは誰です。
自分達の都合と欲望の為だけに、我々コーディネイターを縛り、利用し続けてきたのは!
我らは忘れない。
あの血のバレンタイン、ユニウス7の悲劇を!
24万3721名…それだけの同胞を喪ったあの忌まわしい事件から1年。
それでも我々は、最低限の要求で戦争を早期に終結すべく、心を砕いてきました。
だがナチュラルは、その努力をことごとく無にしてきたのです。
我々は、我々を守るために戦う。
戦わねば守れないならば、戦うしかないのです!」
議員全員それぞれ思い出しているのか、俯いた。
クライン
「…うぅ。」
Sideout
臨時査問委員会が終わり、各委員が部屋の外に出る。
Side シーゲル・クライン
クライン
「アスラン。」
アスラン
「クライン議長閣下。」
クライン
「そう他人行儀な礼をしれくるな。」
アスラン
「いえ、これは…」
クライン
「ようやく君が戻ったと思えば、今度はラクスは仕事で居らん。
まったく、君等はいつ会う時間が取れるのかな。」
アスラン
「はぁ…申し訳ありません。」
クライン
「私に謝られてもな。
しかし、また大変なことになりそうだ。
君の父上の言うことも分かるのだがな…。」
クルーゼ
「アスラン・ザラ!あの新造艦とモビルスーツを追う。」
アスラン
「…!」
クルーゼ
「ラコーニとポルトの隊が、私の指揮下に入る。出航は72時間後だ。」
アスラン
「はっ!」
クルーゼ
「失礼致します!クライン議長閣下!」
クルーゼとアスランはその場を離れた。
クライン
「我々には
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