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幽雅に舞え!
ポケモンバトルで笑顔を。
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「こいつらとバトルすればいいのか?」
「半分正解。集めたたくさんのメガシンカのエネルギー……せっかくだから、使わせてもらうよ」

 ジャックが胸の前で手を合わせる。それが合図となったかのように、神秘的な水色、茶色、銀色の光が渦を巻き。三体の姿が渦に引かれて溶けあう。


「永遠の氷山よ、歴史重ねし岩石よ、鍛え尽くした金属よ!点の力で一つとなりて、新たな姿と力を見せよ!」


 ジャックの背後から現れるのは、トクサネシティの海底に足をつけてなおその上半身を見せる巨大すぎるヒトガタのポケモン。ジャックはそのポケモンをこう呼んだ。

「顕現せよ、森羅万象を表す無敵のヒトガタ――レジギガス!!」
「でかい……」
「なんだこりゃ……ほんとにポケモンかよ!?」

 その姿に、さすがに驚くサファイアとエメラルド。

「さあ、この際だ。二人いっぺんにかかっておいで――最高のバトルを、楽しもう!」
「ああ!」
「なんだかしらねえが、やってやらあ!」

 サファイアが再び全てのポケモンを繰り出し、エメラルドも御三家とメタグロスを呼び出す。


「行くぞみんな!本当の勝負は――これからだ!!」


 そう。楽しいバトルは終わることはない。人とポケモンが生き続ける限り、ポケモンバトルを楽しみたいという心がある限り、いつもいつでも上手くいくなんて保証はないけれど、それでもみんなポケモンバトルを楽しみ、笑顔になれるのだ。

 伝説のポケモンと戦い、また自らも人々に語り継がれ、語り継ぐ存在となった彼らは、のちにそう語るのだった。
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