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逆襲のアムロ
37話 まだ見えぬ夜明け 3.11
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何者かが荒らした後だった。ジュドーは荒れた中で幾人もの人が倒れているのを確認した。その者は皆裸だった。男性も女性も居た。

ジュドーは女性の裸を見て赤面した。恐る恐る近づくと顔を青ざめた。

「なっ・・・プルツー!・・・じゃない・・・」

プル、プルツーによく似た女性だった。男の方はグレミーだった。プルとグレミーが沢山死んでいた。
ジュドーはその異様さに、気持ち悪さにその場で吐いた。

「うっ・・・おえっ・・・」

ジュドーは落ち着き、ふと視線を上げると奥でプルツーが立っているのを見た。プルツーの視線の先に培養カプセルに入ったある人の部分が入っていた。それは五体が存在せず女性の体だけの姿だった。

「・・・これが私・・・」

プルツーはそっとそのカプセルに触れると突如光を放った。その光に反応して、ホログラムが出現した。ジュドーはそのホログラムに映る人物を知っていた。ギレン・ザビであった。

「・・・私はあらゆる可能性を考慮し、この仕掛けを残した。作動するとき私はこの世に存在しないだろう。生体反応の消失が起動できる条件の1つとなっている。そしてこれが起動するときは人類がある瀬戸際にあると考えている」

ジュドーはゆっくりながら話すギレンの声に耳を傾けていた。プルツーも我に返り、ギレンを見上げていた。

「私は私なりのやり方で人類を導くつもりであった。そして守るつもりでもあった。私は世界の全ての情報を持っていると自負している。しかしながら私も万能ではないことで鬼籍に入った訳だ。このクローン施設は守護の役割のひとつだ。彼らの特徴は不自然な点にあることだ。自然に反するもの。それに私は期待したい」

ジュドーはこのクローン施設を非人道的行為と感じ、それを期待するギレンに怒りを覚えた。

「プルツーは造りものなんかじゃない!」

そう本音をぶつけようともホログラムには返答する機能はない。ギレンは話し続けた。

「これより人の意思との戦いになる。その到達点はこの不自然なクローンですら自然の一部になり得るかもしれない。ならば人の手でつくりだそうがこの施設で作られたものも人なのだ」

すると壁が動き出し、その奥に大きな格納庫が見えた。その格納庫内に緑色の大きな機体が見えた。

「これをどう使うかは使う者次第だが、世界が良い方向に往くことを祈り、願い託す」

そしてギレンのホログラムが消えた。ジュドー、プルツーともギレンの話が意味不明だった。
ただひとつ正体不明なモビルアーマーをこの2人に託されたということだけだった。

プルツーは自分の掌を見た。

「・・・私に仕掛けられた細工だったのか・・・」

そう呟くと、ジュドーがプルツーに歩み寄ってきた。

「良く分からないけどくれるっていうなら貰
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