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逆襲のアムロ
37話 まだ見えぬ夜明け 3.11
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ィターンズ艦隊を見据えていた。

* サイド3 空域

ジュドーとプルツーがZZとキュベレイMk-Uで偵察飛行かねてやってきていた。
グレミーはサイド6の農業事業を足掛かりに月のグラナダ市を取り入り、サイド3の取り込みに掛かる所だった。

如何せん厚くのしかかる威圧感と絶望感に気分の悪さを感じる2人が先遣隊を志願した。
グレミーも了承し、可能ならばギレン総帥の様子も確認して欲しいとのことだった。

もうそろそろズム・シテイのコロニーに辿り着く。しかしながら偵察隊も何もいない。
それも異様だった。この空域が全てが異様なのだが。

途中でコロニーを覗いた。人が暮らしていた。普通にだが普通でない。まるで生気が感じられない。
人が規則正しく並び行動をする。そこから外れることがない。

プルツーも作られたものだが、感情はあった。ここに居る者はそれがまるで感じられない。
争いもないようだから一種のユートピアだろう。だがその気持ち悪さが尋常でない。

「生きているのに・・・生きていない」

プルツーがそう漏らす。ジュドーも頷く。

「ああ。アイツらは何かされたんだ。その原因もこの空域に感じる感覚だ」

他のいくつかのコロニーも同じだった。そして2人はズム・シテイの近くまで来た。そこで2人はある残留思念を感じた。その感覚にジュドーはプルツーに問う。

「感じたか、プルツー!」

「ああジュドー。わかる。・・・彼があのコロニーへ行くように促している」

「何かわからないが、この思念は悪くない。元々行くところだったから行こう」

「わかったジュドー」

ジュドーとプルツーは2人でズム・シテイのコロニーへと入っていった。

* ズム・シテイ内 政庁

ジュドーとプルツーは無人のコロニーを闊歩していた。
大きな特徴的な政庁。その中へ誘われるよう入っていった。

歩く音しか聞こえない。ジュドーとプルツーは気味悪さを感じていた。

「・・・街が死んでいる」

「そう思うよ。でもここに何故誘われたのだ」

何か意味があるはずだとジュドーは思った。プルツーは何かに憑りつかれたの様に歩み出していた。
その動きにジュドーは声を掛けた。

「おっ・・・おいプルツー!」

それでもプルツーは歩みを止めない。そしてある無機質な壁の前に付き、手を使い壁に指で叩いた。すると前の壁が開き通路ができた。その中をプルツーは入っていく。

ジュドーは唖然としながらもプルツーの後を追った。その中はとても広い空洞で、下へ降りる延々とも続く螺旋階段が続いていた。まるで黄泉路へ落ちていくかのようだった。

「なんだこの暗い空間は・・・」

ジュドーはその終着点に辿り着く。勿論プルツーもそこに居た。そこは
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