第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#11
PHANTOM BLOOD NIGHTMAREV 〜Glass Melody〜
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いるのか……!?」
「クククククク……コレがオレのスタンド
『黄 の 節 制!!』
喰らえば喰らうほどより強大に、強力に 「成長」 し!
しかもその肉と 「同化」 も出来るスタンドよッ!
お前もその仲間もすぐに! 骨も残さずに喰らってやるぜぇ〜!
花京院 典明!!」
スタンドと共に本性を現したのか、
『黄 の 節 制』 の本体は、
悪辣極まる声でそう告げた。
「……喰らった “肉” と、「同化」 すると言ったな?
お前、それだけの大きさに成長させる迄に、
一体どれだけの人々を 「犠牲」 にした!?」
スタンドの脅威とは別の事象で蒼白となった花京院に、
影の自分が邪悪な笑みで返す。
「ククククククク! さぁ〜てなぁ〜?
お前はメシを喰う時、ソレが雄だの雌だの、子供だの老耄だのと考えるのか?」
「貴様ァァァッッ!!」
正義の怒りと共に翡翠色のスタンドパワーが迸り、
花京院はハイエロファントと共に
『黄 の 節 制』 へと挑みかかる。
その周囲に廻転する結晶弾を纏わせて、あらゆる角度から乱射される
触手と触脚の連撃
しかしそれらはスベテ動作に合わせて流動するスタンドの肉塊に阻まれ、
本体には指一本触れる事が出来ない。
「クククククク、何をしようが無駄だ! 無駄ッ!
オレのスタンドはいうなれば、
『力を吸い取る鎧!』 『攻撃する防御壁!』
エネルギーは分散され吸収されてしまうのだッ!
どんな破壊力やスピードを持ったスタンドでも!
この 『黄 の 節 制』 の前には無力!
大人しく喰われる以外お前に選択肢はないッッ!!」
パワー、スピード、技をも超えた圧倒的な 『能力』
承太郎の 『スター・プラチナ』 でも、シャナの “贄殿遮那” でも、
このスタンドの前には完全なる無力。
その事実を誰よりも熟知している本体が、勝ち誇った表情で告げる。
「ドゥー! ユゥー! アンダスタンッッッッ!!??」
「クゥ……ッ!」
この男のした邪悪な所業は絶対に赦せないが、
しかし怒りに任せて戦っても勝機はないと判断した花京院は一旦距離を置いた。
その瞬間に走る鈍痛、ナニカが、両手足を蝕んでいくような悍ましさ。
「な、に……!?」
傍まで戻したスタンドの四肢に、黄色い肉塊の一部が喰い込んでいた。
ソレは血膿の蠢くような音と共に、ハイエロファントを浸蝕していく。
「う……ぐ……ッ!」
本体とスタンドの法則故に、花京院の四肢にも同様のダメージが浮かび
制服の内側から鮮血が繁吹いた。
「ククククククク、自ら罠にか
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