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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter61
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悠里達の作戦は実に簡単だ。

既にヴィトンがこちらに来ているのは足音や声で分かっていたことなのでわざと気付いていないふりをする。

更にあちらに気付かれるために美紀の上の制服を囮にしてヴィトンを待ち伏せポイントに誘導する。

誘導に成功した瞬間コンテナの上に身を隠している圭とコンテナの角にいる悠里が飛び出てヴィトンに奇襲を掛けて無力化する。

これが悠里が考えた秘策である。

悠里「やったわね、圭さん…」

圭「本当ですね、奇襲の一撃目が避けられたときは冷や冷やしましたけど」

先程の接近戦での緊迫感を苦笑いで伝える圭、そして2人に続いて美紀がやってくる

美紀の姿は先程とは違い来ていた上半身の制服は囮に使っているために今上半身は下着だけになっている。

美紀「圭!悠里先輩!は、早く私の服返してください!」

悠里「あら?ありがとうね美紀さんおかげで助かったわ」

上が下着だけのために顔を赤らめる美紀に悠里は微笑みながら落ちている服を渡す。

美紀「で、でもどうしてこんな方法しかなかったんですか!?」

圭「でも、悠里先輩、美紀に一肌抜いてくれって…言ってたでしょ?」

美紀「そういう直球の意味だとは思わなかったの!」

赤らながら自分の言い分を悠里達に言う

そんな中、銃を突き付けられている、ヴィトンは苦い顔ひとつせず、それどころか余裕の表情を見せていた。

圭「?どうして、そんなに余裕なんですか?」

彼の表情に気づいた圭がヴィトンに問いかける。

ヴィトン「何、随分余裕だなとおもっただけだよ」

悠里「…さてと、これであなたは終わりよ大人しく…」

ヴィトン「終わりだって?くくく、随分舐められたものだな」

そう笑いながら悠里に返答を返す。

悠里「もう、あのデバイスは手元にない、あなたに、戦うすべはないわ」

完全に武器のないヴィトンに抗う術など無いはずと、思う、悠里であったがどうしてもあの余裕な表情が気が気でなかった。

それで、ふと、悠里はランダルに突入前の話を思い出す。

悠里(確か、この人はデバイスコレクターと呼ばれてたはず…その由来は無類のデバイスマニア、けどそれだけなの?)

(何か他に由来の理由があるとか…)

そういって、悠里は改めてヴィトンの姿を見る。

バリアジャケット等は特に目立った奇妙なものはなく。さしていえばつけている『指輪などの装飾品』が多い。

悠里(え?装飾品?)

この一つの特徴に悠里は彼の二つ名や、デバイスのことを考えて一つの考えたくもない結論にいたってしまい。直ぐさまこのことを叫ぶ。

悠里「圭さん!気をつけて!もしかしたらまだデバイスを!」

そう叫ぶが結論にいたるのが遅かった。

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