原作開始
クラス代表決定戦
ISファイトォー……レディーゴー! new!
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。瞬動のエネルギーの代わりに瞬間加速を使って龍鳴を放つ。こうすれば、セシリアの意表をつけるのではないかと考えたのだ。勿論、ISで試したことは無い。それどころか、生身ですら試したことはない。
これは一夏が彼方との試合で使った『転換』とはまた別の技術で、『合技』と呼ばれる。『転換』は使っていた技を切り替えて別の技に繋げる技術だが、『合技』は使っている技のエネルギーをそのまま次の技にプラスする技術だ。
「ですが、まだそれだけでは不意打ちにしか使えませんわね。来ると分かっていれば避けることも容易ですわ」
「そうなんだよな……」
如何にも余裕といった顔をしているが、一夏は実際手詰まりだった。さっきの『合技』、『』で動けなくして決着をつける速攻のつもりだったのだ。ブルー・ティアーズの強みはビット。そのビットを使われる前に勝利する。それが一番勝率が高い。しかし、決めきれなかった。顔には出ていないが、冷や汗モノだ。
セシリアの周りには4機のビットが浮遊している。その4機のビットは動き回り、時には主人に近づく敵を牽制し、時には主人に仇なす敵を排除しようとする。
「それが噂のヤツか」
「そうですわ。これがブルー・ティアーズが第3世代である所以、BT兵器『ブルー・ティアーズ』です」
「厄介極まりないよな! いろんな位置、角度から攻撃……出来るってのは!」
「そのいろんな位置、角度からの攻撃を全て避けている人に言われたくはありませんわね!」
「ところで、機体の名前と兵器の名称が同じなのってめんどくさくないか?」
「ええ、正直なことを申しますと、なんで片方の名前を変えなかったのかと、常々思ってましたわ。すごく紛らわしいんですもの」
一夏はGNソードをソードモードからまたライフルモードにしていた。4機の『ブルー・ティアーズ』の遠隔射撃によって、セシリアに近づくことが出来ず、接近戦に持ち込むことが出来ないからだ。世間話のように気になっていたことを訊きながらも、刹那とこの弾幕を突破するための打開策を練っていた。
『なあ刹那、どうすれば一撃入れられると思う?』
『俺もここまで巧みに狙われたことはないが、複数のモビルスーツを相手取ったことがある』
『その時はどうしたんだ?』
『隙を見つけろ。完璧なものなど存在しない。必ず何処かに綻びがあるはずだ。例えば何かしらの癖があるかもしれない』
「癖……癖ねぇ……」
どうにかこうにか狙撃を避けつつ、牽制程度の射撃でビットの動きを抑制してセシリアを観察しようとする。が、悉くビットに邪魔される。
「ビット邪魔だわ! そこにいるんだから視界に入ってくんなよ……そこにいる?」
一夏はそこで違和感に気づいた。それはビットのトリッキーな動きではな
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