第03話 崩壊しなかった大地
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連絡を終えたマリューは、
光輝を伴ってキラ達のいる居住区へ移動した。
Side キラ・ヤマト
マリューがキラ達に話の経緯を説明した。
キラ
「お断りします!僕達をもうこれ以上、戦争になんか巻き込まないで下さい!」
マリュー
「…キラ君。」
キラ
「貴方の言ったことは正しいのかもしれない。僕達の外の世界は戦争をしているんだって。
でも僕らはそれが嫌で、戦いが嫌で中立のここを選んだんだ!それを…。」
光輝
「キラ君、冷静に話を聞くんだ。
確かにキラ君の言う通りなのかもしれないが、そう遠くない時期にオーブは地球軍と戦争する。
オーブの理念を知っているかい。
『他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない。』
しかしオーブには、マスドライバー施設があり、モルゲンレーテ社がある。
オーブは地球連合の強い圧力を受けているが代表が断っている状況だ。
代表は知らないようだが、サハク家がこうして大西洋連邦とモビルスーツの共同開発を行っている。」
マリュー
「コウキ何故?」
光輝
「何故知っているかと言えば、『蛇の道は蛇』と言うだろう。
もしも、クーデターがあり地球側についたとしたら、今度はザフトとの戦争に巻き込まれる。
オーブはそんな状況にある事を知って欲しい。
君達をここへ置いて行くことは可能だろう。
私は遭えて進言しなかった。
君達の目で見て、オーブの行く末を直接感じ・考えて欲しいからだ。
私の魔法を見ただろう。
私には君達を守る自信がある。必ずオーブへ連れて行こう。
ハウメアと精霊の名において約束する。
魔法使いが精霊の名において約束することは命より大事な事だよ。
この船が出港するまでは20時間ほどある。
皆で考えて欲しい。
キラ君にはこのヘッドセットを貸しておく。
私に聞きたいことがあれば横の通話ボタンで私といつでも話せる。」
私の所属しているミスリルの分析では1年以内にオーブが戦争に巻き込まれる確率は99%以上となっている。」
「「99%」」
マリュー
「そこまで…。」
光輝
「私は政治を学んだが心理学も学んでいる。特に集団心理が専門だ。
残念ながら今のままでは、オーブも戦争となる。
それと彼らが下艦を希望したら私の責任において許可して欲しい。」
マリュー
「いえ、私が…。」
光輝
「あっはっは。マリューさんは正直過ぎるよ。
政治的に判断したら、護衛の代金を減らす材料になる。
相手に貸しを作らないと出世できないよ。艦長さん!」
マリュー
「もう!コウキって意地悪!?」
光輝
「さて、搬入の手伝いでもいきますか?」
マリューと光輝は部屋を出て行った。
部屋に残された学生達は話
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